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AD8317 1MHz~10GHz RF Log Ampを試してみる

スマホが出す電波を検出する電波センサーが必要になり、いろいろ考えてみたのです。imode時代にアンテナにクリップするパッシブなインジケータがあったから、それなりの強度の電波が出てるんだろうと単純な検波回路作って試したが、なかなか検出できない。今どきの4Gスマホの送信出力は思った以上に小さいらしい。そんな時どうすれば良いかというので、ネットを漁ったら1Mhz~10GHzのレンジで電波強度をdB換算してアナログ電圧として出力するICがあるの見つけました。代表選手がAnalog DevicesのAD8317で、Amazonで基板実装済みのモジュールが2000円前後で出てたのでまずはサンプルを発注したところ、予定通りに届きました。


Amazonで買えるAD8317の評価ボード
評価ボードの回路図

さて、このモジュールどんな信号出してくるか調べます。RF in端子にWiFi用にホイップアンテナ付けて、VCC3.3Vを給電してVoutをオシロで見ると、無信号時が1.5V程度で、信号が強くなると電圧が下がる方向に振れます。1.5V~0.4Vぐらいの範囲で変化する。実験室内だとWiFiやコードレスホンなどの電波が飛び交ってるのがわかります。感度は良いようです。

特定の周波数帯を見てるわけではないので、どの機器が出してる電波かはわからんのだが、周期的な1ms以下の信号と、時折4-5msの長さのバースト状の信号が見えてます。で、この状態でスマホを操作するとどうなるかですが、ブラウザを操作してみるとこんな感じになります。

操作してないときに比べると、なにやらバースト状の信号が増えています。この電波パターンの違いで近くでスマホを使っている人がいるか、いないかが判定できそうです。

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