見出し画像

2022AW_買ったもの_ジンクス

2022_12月

 最後の月です。

  • ちびクワトロスプーン 各種
     ランディングの練習のために、まず間違いなく魚がいることが必要で、そのためにエリアトラウトに行きます。ミノーでは少しずつ釣れるようになってきたので、今度はスプーンでひっかけてランディングの練習をするために選びました。その練習にルアーの種類はあんまり関係ないとは思いますが、今はスプーンで釣りたい気持ちがとてもあります。
     ランディングについては、すいーって滑らせるようなランディングがどうしてもできません。魚と自分の体格差に頼って、結局びょん!って引き上げてしまいます。フィジカルエリートっていつもこんな気持ちなのかなと思います。でもこのやり方では、ネットを使えないときもあります。まさかロッドのグリップ部とわたしの腕の長さの問題でしょうか。それとも単に不器用なのでしょうか。Youtubeを見たりしてイメトレは抜群のはずなのに、誠に遺憾です。結局わたしは自分の体の使い方をわかっていないのだと思います。

  • Seaguar PEX8
     一方でわかったことがあります。わたしにはエステルラインはまだ早かったです。未熟故にライントラブルが多くて、釣りどころじゃないです。確かに沈むけど、そのメリットをライントラブルのデメリットが超えます。なのでPEを買い直しました。今日もノットを組むときに切れたりして、悶絶しました。


 ところで、ジンクスとは、自分にかけた呪いのことだと思っています。

 ある事象を肯定するということは、その系における他の事象を否定します。そしてそもそもジンクスとは、確かギリシア語を語源とし、その由来は呪いに用いる動物か何かの名前だったと思います。なので、個人的にはいい意味ではない印象があります。

 科学的じゃないし、笑われると思うけどわたしには”特定の時計をしていると釣れる”というジンクスっぽいものがありました。

 でもその時計はお気に入りで、楽しみなお出かけのときだけにつけるのです。つまり、その時計をするときはひとりじゃないから、場所や時間を、ターゲットを選んでもらって、そして方法を教えてもらえるから釣れるだけです。今日もそうでした。ひとりじゃ釣れない。だからジンクスでもなんでもないです。下手だからです。もう思考がどうこうとかそういう問題ですらなく、シンプルに下手だからです。どう考えても全方向に効率は悪いのに、この状況をなんとかしたくて、場当たり的に釣りに行って、その度に自分を消費して帰ってきます。
 情報の取扱が下手で、言葉としてなぞったことを実感できていないから、なんかいつも、ふわふわしてます。まずこの状態が良くないと思っています。事象に対してピン止めができてないので、ポイントやターゲット選びの優先順位が曖昧です。だから選ぶことや振る舞いに確信が持てないし、バイトがあってもそれが正解だったと思わない。フッキングできてもランディングできない。魚にも申し訳ない気持ちでいっぱいです。
 でもロニー・コールマンが、「真のトレーニングはやめたいと思ったときから始まる」って言ってたし、簡単に理解できたり得られたりすることは、(個人的に、自分にとって)価値はないと思っているので、これからも続けます。なるべく効率よく、確信を持って。ただ、なるべく、とか言ってこんなふうに定性的だと、今後も同じ過ちを60回くらい繰り返す未来が見えるので、ポイントとターゲットについてはある程度の閾値を設けて、その上でお出かけしたいと思います。これで少しは効率が上がるといいなと思います。まず冬の海の時点で十分に効率が悪いのですが、どうしても海で釣りたいのです。あの時計をしていなくても。
 普通に考えたら、やめたほうがいいことは分かっています。でも、やめたほうがいいことって、やめられないし、やめたくないです。脳でコントロールできない唯一のことだと思っています。

 写真はイルカみたいなのが見えてテトラから降りてダッシュで向かったゴロタ場です。その先にイルカは見えませんでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?