本当にピンポンダッシュだった

近所に交番があってよかった。
住人の一人が、仲間とつるんで飲んでいたらしい。1人は具合が悪そうな青年。もう一人は似つかわしくないリーゼントと、金髪。完全に春である。ここはいつから狂人たちのパーティー開催場所になったのだろう。

バイクが家の前に止められていた。私が家のあかりをつけていたせいか、
笑いながらピンポンダッシュをしていた。慌てて電気を消すと、げらげらと大きな声がした。なかなかに、恐ろしい。これは由々しき事態…というか怖い!仕事進まん!

すぐ交番に連絡したら補導されていた。ひえ…はじめてだよこんなの…
怖いけど、落ち着いてみればただの酔っぱらいである。窓の隙間から顔を覗かせる私は、ひどく滑稽だった。

楽しそうでなによりだけど、お願いだから別の場所で騒いでほしい。海にでも行けばいいのにね。

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