問診について
このノートでは普段の臨床場面を振り返ります。何気なくやっていることを文章化してみる。自分の落書き帳みたいなものです。
設定
外来で有痛性疾患患者への問診
40分介入
問診事項
□どこが痛いか
□それはどんな時に痛いか
□日常場面(仕事、趣味中など)でいつ痛いか
□しびれはないか
□痛みがでたきっかけ
□痛みがでてから、ここに来るまでの期間で痛みは強くなったか?弱くなったか?
□痛みは一日中痛い?それとも午前?午後?
□痛みが弱くなる出来事はあるか
□痛みが強くなる出来事はあるか
□いつまでに痛みを減らしたいか
□1日の中でリラックスできる時間はあるか
□夜は寝られるか
□ご飯は食べられているか
□これまでに痛い部位以外で痛いとこはあるか
□これまでに事故にあったことはあるか
□痛くなり出す前日にやっていたことはあるか
□痛くなりだした頃に仕事は忙しかったか
□これまでに手術を受けたことはあるか
□飲んでいる薬はあるか
□仕事はいつまで休めるか
□趣味はなにか
□その趣味のシーズンはいつか
書き出した内容を検査測定しながら聞いていく。だいたいこの流れだが、キャラクターによっては聞かない内容もある。
問診によって
1.レッドフラッグに該当しないか
2.痛みについてどこまで自覚しているか
3.運動療法がよいか、物理療法や安静がよいか
4.痛みの原因についてのヒント
5.自宅での対処やセルフエクササイズのヒント6.話しやすい関係性
7.理学療法は何をするのか理解していただく
を狙う。
問診は大事なんだけど、その前に大事なこと。
今の職場では皆無なのだが、これまでの場所では「なぜリハビリを受けるかわからない」方もいらっしゃることがある。
「先生に言われたからきたけど、自分はリハビリ必要ないと思う」なんてこともある。
そうなると
理学療法の説明
なんでやるのか
おおよその効果出る期間
今の症状に対して理学療法で期待できる効果
なんてことを説明する。
中には理解して頂けて、積極的に関わっていただけることもあるし、残念な結果になることもある。
介入に際して
①本人の問題とすること
②理学療法はどうやって、どれくらいの期間で、その問題が解決できるか
が必要となると感じているのだけど、問診はこれらを明確にするために重要だ。
だから、正確に捉えられれば満足のいく結果になりやすいし、これが失敗すると不信感につながる。
そう考えると相手の性格や入りやすい言葉選びも大事なんだけど、自分がどういう性格、体調によってコミュニケーションがどう変わるなど自分の癖を知ることが最も大事なのかもしれない。
とここまでにしておこう。
一つのテーマで書きたいけど、付随して大事だと思うことがあると引っ張られるな。
2020年1月27日
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