自分の理学療法を振り返る
今年で14年目になり、現在の臨床現場で自分のについて文章化してみる。
この14年の職歴は①A病院5年、②B病院4年、③C病院3年、④D病院2年を過ごさせて頂いた。
どの場所でも、職員の方々に大変お世話になり貴重な経験をつまさせて頂いている。
① A病院
最初の病院では心疾患や腎疾患を担当していた。循環器内科の医師の方に声をかけていただき心疾患の理学療法について取り組むことができた。そして2年目で学会発表など経験させていただき、とてもありがたかったです。
この病院の内部障害の理学療法では高齢の方が多く、運動器の疼痛があるため運動療法しようにもすすまない状態を経験し、内部障害の理学療法には整形外科の保存療法ができる理学療法士が必要と感じ転職に踏み切った。
②B病院
次の職場では外来対応の厳しさと、介入によって即時変化を出す力を知れたことは大きい。
また事故対応や生保の方の対応の難しさを体験できた。働かせて頂いていて1番心に残ったのは院長による仕事の心構えの教えだ。「患者に損をさせて帰すな」「臨床は少しびびりながらした方が良い」などは今でも大切にしているキーワードだ。そしてここで初めての論文投稿を経験した。
元々内部障害の理学療法を実践したいと考えており、タイミングもあったため2度目の転職をすすめた。
③C病院
この職場では整形外科術後や循環器内科による治療後の方を中心にさまざまな科の急性期状態の理学療法を経験させて頂いた。もともと希望していた内部障害の理学療法に取り組めた。
また、運良く病棟との連携でクリティカルパス作成やパンフレットの作成などをする機会があり、他職種との連携で業務内容の変化に携われた。その影響?もあるのか、なぜか主任となった。
人数も多い場所のため、人間関係のやりくりについて勉強させて頂いた。他職種との付き合いもたくさんあり素晴らしい職場ではあったのだが、直属の上司とだけ折り合いがうまくいかなかった。人って難しい。
仕事内容に戻り、内部障害を抱えている方の生活習慣を聞いていると「生活を省みる時間がない」や「体を動かす必要性がわからなかった」とあったのだが、特に「痛くて動こうと思えなかった」という声があり気になっていた。
そこで単純に「痛みがなくなれば体に気をつける気力も湧くであろう」という考えが出てきていた。それも内部障害になる前に痛みを減らし、運動の有効性を指導できたらと思い転職に踏み切った。
④D病院
そして今、有痛性疾患の方への理学療法を担当させて頂いています。痛みという主観的な症状を理学療法(運動療法と物理療法)でどう改善していけるか?を残りの時間かけてすすめていこうと考えています。
日々の介入について検証するための研究方法を学ぶため、大学院への入学も決まったし後はやるだけ。
細かい部分はかなり端折ったけど、振り返ると当時の記憶が蘇って面白い。
自分が何者になりたいか、そのためにやることは何か?
30代も中頃になり残りの時間を気にすると焦点を絞らなくてはいけないのかな。
どこまで続けられるかわからないけど書いていこう。
2020年1月26日
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