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ドイツに出戻り。

ドイツにタイミング悪く連れ戻され、そろそろ二か月目。
ジョージアで役に立たない日々の中、運命とは言わないが、このタイミングでドイツに引っ張られたのは何かしら呼ばれていたのかもと想像を膨らましてもいた。

自分がドイツに引き戻されたのは3月13日、ジョージアでコロナ感染者が5人、ドイツは1000人越えの時だった。自分がお世話に成っていたHostelのおばあちゃんには私たちを置いていくのねと言われた。いつかまた会えるだろう。
ドイツに着くとまず銀行に向かいさっさと問題を片付け、二週間程かかると思っていた事がその日で終わり少しがっかりとした。何故、この事だけのためにドイツに拘束されなければならないのかと何度も思い込んだし、日本の家を呪ったりもした。

Leipzigの人々の怖がり方を生で見て感じ始めた緊張と恐怖。ネットでは嘘か誠かわからぬ情報が流れ続け、より不安を掻き立てる。皆、家に引きこもり、人は祈るしかなさそうだ。
日本はまだ暖かく、人も遊びに繰り出せるほど穏やかに見えるが、こちらは寒く寂しい環境に置かれている。何故、未だにマイナスに到達する日が来るのか。

だが、この暇な時間、人類にとって良い休息にもなっている様にも思う。
考える時間が圧倒的に増え、何かしら気付きを得れると思う。それに伴う精神の健康管理。
引き籠りスキルを磨く良いチャンスだと思っている。料理から掃除、この時間にできる事。
その上で自分は未だ人と共存していることを忘れずに、お互いに助け合わなければ、乗り越えられぬ。

他人を想う時間も増えるだろうか、そうなればもっと幸せな世界が待っているだろう。
自分の考える事、そこまでない。結局。

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