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あの日見上げた空に

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1997年の夏から「あの日見上げた空に」という写真と言葉集のサイトを続けていました。あの時の言葉集、若かった私を思い出したり、書き直したり、追加したり。
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2014年4月の記事一覧

雨の臭いがする あの日、私の心を刺した あの人の言葉を思い出して悲しくなる 悲しくなっても 不思議と心地よいのはなぜだろう 色んな想いが 絡まり合って 答えの出ない日曜日

反発する力

たとえば私たちは 友達とぶつかったり 親に反抗してみたり 夫婦喧嘩をしたりするけど 心の真ん中のところは 動かないからすぐ仲直りできる 愛する人とぶつかるという事は 案外心の外側だけのことなんだな 真ん中がぶれなければ 少しの間揺れたとしても 反発した分、激しくまた元に戻る

見えるもの、見えないもの​​

ここのところ、 本当に一生懸命に考えていることがある 本当に大事だと思うものを 見失わずに「見る」ためには ある意味、覚悟が必要だってこと。 美しいものはまわりに星の数ほどあるけれど 真の美しさは姿かたちではないってこと。 愛する人の手で作られるものこそ この世で一番美しいものであるということ。 そして、それは 簡単には見えない、ということ。

積み重ねる

形から入らず 小さくても、弱くても 本質をこつこつと積み重ねる これからしばらくの間は 静かに私の内側と向き合いたい たぶん、これが いま、私がすべきことだから

主役脇役​​

主人が額縁を作っている 中に入れる絵はまだ決まっていない 額縁が主役なのだ 主役脇役 力を出し切れた者が勝ち

ジャスミンは 夜中に咲きはじめ 早朝に開ききる 一日の一番はじめに 私はここにいるよ、って いったい誰にささやいているのだろう

きらきらしたものが ちいさなころから好き きらきらのなかで 夢見心地になるのがすき

ただただ すきなものが 並んでいるだけで 日常はこんなにも 満たされたものになる

またいつか きっとどこかで 君にあえますように

女の道具は美しい。 繊細で、清潔で、そして力強い。