都会と田舎、カナダの最果て、ガスペの「ムースまつり」(2/4)
10月の末、夜遅くこの町にやってきました。
途中、晩秋の冷たい風雨にさらされて波立つ岸壁に沿って何時間も車で走りました。やがて深い森の中にはいり、そこをぬけ出ると、入江に橋がかかっていました。そこを渡るとガスペの市街地へといざなわれます。
ケベックを昼前に出発したものの、早い日没のために、町はすでに深い闇の中に眠っていました。
翌日のことです。町の中心にある大きな駐車場にたくさんの車が集まっていました。マイクからはカントリーソングが流れていましたが、よく聞くとフランス語です。それも、相当なアクセントがあるようで、パリなどで聞く抑揚豊かなフランス語とは全く違った趣です。
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