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答弁する若手の市職員の皆さんに伝えたいこと

質問を予定している部分には、付箋を貼って準備しています。

ようやく令和4年度の予算審査が終わりました。

予算審査では、分厚い資料をもとに、部ごとに審査を進めていきます。

普段、議場でやりとりをするのは課長級以上の市職員の方々ですが、予算委員会ではもう少し幅広く説明に立つ職員の皆さんがいらっしゃいます。
緊張のあまり、手が震える…そんな職員さんも少なからずいらっしゃいました。

1期目より、少しだけ全体を見る余裕が出てきたので、議会へ苦手意識を持つ市の職員さんたちに伝えたいことを書き留めてみます。

議会は怖くないですよ
▶︎良き理解者であるために、安心ポイントを説明してほしい


委員会の中では、議員がかなり細かな数字を求めたり、厳しく意見を求める場面もありますので、緊張もしょうがないのかなとお察しします。

まず大前提として、予算審査は「議会」VS「執行部」ではない、ということは、お伝えしておきたいと思います。

議会には議決権があります。
私たち議員には、市民のみなさんを代表して議決する責任があります。
すばらしい提案はもちろん、どんなにヘボな事業であっても、通してしまった責任は私たち議員にあります。もちろん、市民の皆さんになぜその議案をどうしたのかも、きちんと説明できなければなりません。
ですから、提案されたものがそれでいいのか、自分ごととして真剣に考える必要があります。

審査しているのは、議案についてであって、担当職員についてではありません。
本音としては「事業を安心して任せたい」、この一言に尽きます。
だからこそ、計画がしっかりしているか、無理をしていないか、余計な作業になっていないか、しっかり確認しています。

スムーズに進めるための、答弁のポイントは?
▶︎質問の意図はどこにあるのかを汲み取って、必要なことを簡潔に。

準備する側も大変だとは思いますが、担当の事業を多角的に見つめる機会だと捉えていただけると嬉しいです。
その事業が開始されたときには、おそらく新規事業として様々な検討がなされたはずです。
・・・・が、時代や環境はどんどん変わっていきますので、多様な目線で、不備がないか、そもそもそれが必要かを繰り返し考えることが大切です。

霧島市議会の場合、500以上の事業があります。
議会によって議決され、正式に予算がついた事業は、市職員の皆さんで執行していただくことになります。

私自身も、全てに精通しているわけではないので、「議会はチーム力で審査にあたるべし!」と考えています。
今回は、11月に改選が行われたばかりということで、できるだけ多様な視点からの審査となるように、事前に新人議員を集めた勉強会も開催しました。

質疑の中には、「そもそもこの事業ってなんですか?」という素朴な質問から、「財政健全化計画と人口推計をふまえてこの事業のあり方は」という質問まで、様々な角度から質問が飛びます。

議員の質問の意図がどこにあるのか?については、資料にも少しまとめてみましたので、ご参照ください。

できるだけ、目的持って、気持ち良く働いていただき、市民の皆様の幸福につながる予算執行となりますように、ご協力よろしくお願いいたします。

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