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シルバー民主主義と言われないために〜広報広聴の役割

市議会議員として、行政の動きを逐一チェックするようになって4年少し経ちました。

子育て中の女性議員は、
全体のなかではマイノリティ。
声がかき消されないように、
できるだけ発言をするようにしています。


さて、
「議会は年配者の意見のみ尊重して、若者や女性の意見をないがしろにしているのでは?」と聞かれることがあります。

わたし個人は、
「ないがしろ」というより
「若者や女性の意見そのものが存在していない」と感じてます。
しかもその環境が、本当に空気のように当たり前になっていることに驚きます。

議会の中はもちろん、市役所執行部の意思決定レベルに女性や若者がほとんどいないのはみなさんご承知の通り。

それだけでなく、
審議会や有識者会議も、女性や若者はほとんどいません。
また、市民のご意見を集める時は「自治会」「各種団体の代表」あたりからご意見を伺うわけですが、自治会や団体を代表してお見えになる方にも女性や若者が少ないのが現状かと思います。

お知らせは広報誌を自治会通じて発送。
意見収集も、同質性の高い集団を中心に行われていて、そこから上がってくる内容をまたまた同質性の高い行政内部で議論して、同質性高い議会で議決。

これは本当に危機的です。

新しいアイディアが生まれる可能性が低いのは当たり前の環境がそこにあります。

それなら広報公聴がやることはひとつ。
「今までリーチしていなかった層に、目的を持ってアプローチして、声を拾い届けること」

みんなの意見が吸い上げられる良いアイディア。
ぜひ教えてくださいね

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