良質のタンパク質とは？

猫の健康を保つためには、良質なタンパク質が重要です。

高齢期や、腎臓病など、栄養ケアの情報には、必ずと言って良いほど、「良質のたんぱく質を与えてください」という記載があります。

タンパク質は、様々な種類のアミノ酸が鎖状に結合して構成されています。
（https://note.com/yamaken_vet/n/n8695117ce858）

アミノ酸は体内で様々な役割を果たす重要な成分で、猫の健康に欠かせません。特に、必須アミノ酸は体内で合成できないため、食べものから摂取する必要があります。

一般的に、「必須アミノ酸のバランスが良い＝アミノ酸スコアが高い」と考えられています。そして、アミノ酸スコアが高いほど、猫にとって理想的な「良質のタンパク質」と考えられています。

たんぱく質の割合（量）については表記あり。

キャットフードには、タンパク質の割合が表示されていますが、品質については必ずしも明確に記されていません。表示されているタンパク質の割合が高くても、必ずしも良質とは限らないのです。

そのため、猫の健康を考える際には、タンパク質の「量」だけでなく「質」にも注目することが大切です。具体的には、信頼できるメーカーの製品を選ぶことや、原材料を確認することが重要です。

また、加工されてからの時間を意識することで、『新鮮な』栄養素を摂取することが可能です。品質を重視する場合、時間経過とともに劣化する栄養素は意外に多いものです。