見出し画像

人の幸せと会社の成長を一致させるマネジメントとは?

今日は「マネジメント」について
この最近思うことを自戒のために書いてみようと思う。


”人の幸せと会社の成長を一致させられるはず。
経営者や会社の成長に対するエゴで
人が幸せでいられないのは必然じゃなく「人災」だ”


この言葉が、頭から離れない。


仲良くさせてもらっている
ゼロから会社を上場まで持っていった経営者の方が
話していたことだ。

耳が痛くて、記憶にこびりついている。


これを聞いてから
自分なりの経営の定義について改めて考えてみた。

答えとして出た僕が考える経営の目的は、
関わる人が幸せになること
だ。

メンバーも
メンバーの家族も
顧客も
顧客の先の顧客も。

起業して8年
その想い自体が変わったことは一度もないと思う。

(経営塾をやっていたときの懐かしい写真を引っ張り出してきてみた)

それでも耳が痛いと思うのは
いま振り返ってみると
これまで8年間は「急ぎすぎる」ことが
多くあったと感じるからだ。


この事業を取りたい。
このスピードで成長させたい。
この高さの目標に挑戦したい。

成果や成長が先にあり
関わる人の幸せが二番目になってしまっていた。

そのことに本当の意味で気づいたのは
実は最近のことだ。


僕がつくる組織やチームでは度々
人の幸せと会社の成長が一致しないという
人災を生み出していたのは
組織の現状のキャパシティを把握する力の不足。

いろんな問題が起こっても
取りたい成果が取れてるからいいよね。
そう思っていた。

もっと言うと
「自分が楽しく強みを活かせているかどうか」
が意思決定の基準になってしまっていることも多々あった。

気をつけていたつもりでも
どこかで人から「すごいですね」って
尊敬されることが満たしたい目的になっていた。

エゴで組織運営をしてしまっていることに
気づけていなかったのだ。


人から信頼・尊敬されたいって
エゴがあること自体は自然なことだと思う。

でも、そのエゴで組織運営をすべきじゃない。

”人の幸せと会社の成長が一致しない”

この人災を生み出していたのは
明らかに組織のトップである自分自身だった。


6月中旬から1ヶ月ヨーロッパに
行ってる間に読んだこの本が衝撃だった。

「自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術

ベストセラー分析って主旨で
編集者の伊藤さんから読んでみてくださいって
4月ぐらいに軽く渡された本だった。

でもその本が与えてインパクトはまったくもって軽くなかった。


読んでみると目から鱗がボロボロボロ。
耳が痛いとかじゃなく、なんというか目が痛い感じ。笑

食い入るように最初から最後まで読み終え
そのあと何回もボールペンで
書き込みをして読み直した。


例えば、響いたキーワード部分を
いくつか抜粋すると、、、

・大きなムリはリーダーシップの失敗と心得よ

・そもそもリーダーには、グループを率いて、最も高いパフォーマンスを上げることが求められている

・重要な事項を決定することだけが、リーダーの役割だと考えている人もいるが、大きな間違いだ

・特に、モチベーションコントロールは、リーダーの重要な仕事だ

・命令・指示が不明確なため、部下は、自分の仕事の質と量と期限を勘違いして、ムリをしていることもあるのだ

・リーダー、モチベーション管理を「余分か負担」、つまりムダな仕事と考えている限り、部下のムリやムダは減らないだろう

・モチベーション管理は、「リーダーの重要な仕事」とリーダー自身が認識し直すところから、職場のムリ・ムダ・ムラ対策が始まるのだ

できてないことばかり。


でも逆に
“人の幸せと会社の成長が一致する”
状態を目指すための
指針となるコンパスを初めて手に入れたと感じがした。

コンパスというか
新たなものの見方ができるメガネを手に入れた感じ。


そのメガネで周りを見直すと
まったく違う世界が見えてきた。

そして、僕が目指す経営観にマッチした
マネジメントを得意にする人が
ものすごく身近にいることに気づいた。

僕がtwitterきっかけで
去年末ぐらいにあったはるちゃんだ。

はるちゃんのが最近書いたnoteはこちら


余談だけどはるちゃんは
珍しく僕からDMして「会いませんか?」
と誘ってお茶した人。

顔がタイプだからとかではない。笑
ネイルサロンで50人以上のマネジメントを
してきた実績があるというプロフィールに
興味をもって会った。

とあるスタバで会ったんだけど
人見知りでtwitterで初めて人に会うはるちゃんは
小一時間ずーーーっと壁を見て話をしていた。笑


そこから徐々に仲良くなって
はるちゃんにサロンマネジメントの方法について聞いてくと
毎回驚くほど具体的で明確な答えが返ってくる。

そのあり方と方法論に感動したので
「これ絶対にnoteにしたほうがいい!」と
3月ぐらいに提案した。

このnoteを数ヶ月かけてつくるのに
監修的立場で関わる中で
このnoteを2年以上前に読みたかったと心底思った。

そうすればもしかしたら僕はどん底を
経験することもなかったかもしれないなと思うから。
(どん底の経験についてはこの記事のあとがきに書いている)

僕はまったくメンバーマネジメントの
本質を理解できなかったと知ったからだ。


例えば、一部を抜粋すると、、、

ーーーーーーー
『人を管理しようとしない』というのは、私がマネジメントで一番大事にしていることです。

そもそも人を枠にはめることは難しいですし、決まった枠が合わなければそこで働き続ける理由はありません。より条件がよく、自分に合った場所を求め離れていってしまうでしょう。

スタッフの心をつかむマネジメントは簡単ではありません。 

・ついお店側の考えを理解してもらう、ということだけにとらわれてしまう
・理解をしてもらいたいのにそもそも説明自体が出来ていない
・スタッフの人数が多いと手をかけられないと思い込んでいる
・スタッフに寄り添うことを相手に合わせることだと勘違いしている

こういった考えから抜け出すことが出来ないからです。 

パターンに当てはめるのではなく、1人1人の声をきちんと聞く。
管理をしようとするのではなく、こちらが相手に出来ることは何か、をつきつめる。
相手の人生を考え寄り添い、一緒に成長していく。

私も、お店とスタッフのすれ違いをなくし、「1つの目的に向かって一緒にお店を作っていく」という謙虚な姿勢を貫くことで、スタッフから少しずつ本音を聞けるようになりました。そのためには、「お互いが、お互いの役割とやることを知っている」状態を作ることが大切です。
ーーーーーーー

相手の人生を中心に考えているつもりではあった。

ただ、それでもこれを読んで僕は、
「一人一人の声をきちんと聞く」ということが
全然できなかった
なと反省した。

仲の良い雰囲気と忙しさを言い訳に
一人一人との面談の時間の
優先順位を下げてしまっていました。

そしてそれが問題だと
そのときはまったく気づいていなかった。


経営者、マネージャーといったリーダーには
その組織がとるべき成果を作り
組織に属するメンバーが幸せでいられる
状態をつくる責任がある。

そして、リーダーの器が
間違いなく組織がうみだす成果の限界を決める。

”トップが変わらない限り組織が変わることはない”


もしかすると
このnoteをここまで読んでくださった方の中に
僕と同じような反省的気づきを
感じられるリーダーがいるかも知れない。

でも、大丈夫。

僕が勧めた本やはるちゃんのnoteを
もし仮に読んでみてもらえば
そこには「希望」しかない。


「人の幸せと会社の成長を一致させられる」
「マネジメントは学べば技術で身につけられる」
ことがわかるから。

未熟さを自覚し
僕もこれからさらに成長していこうと思う。

自分への自戒とこれからへの希望を込めて
「マネジメント」について
つらつらと書いてみた。

最後まで読んでいただいた方は、
ありがとうございます。


追伸、

そんなはるちゃんのnoteが明日20時から発売されるようです。

ネイルサロンに限らないサロン経営者や
マネジメントに携わる人は
絶対に読んでほしい。

はるちゃんには僕がお願いして
店舗の立ち上げから、コンセプト作り
集客、リピート、採用、育成まで

「サロン経営」のすべてについて書いてもらった。


このnoteを書くまえに本屋に行って
同じようなことが書かれてるものがあるかどうかを
調べてみたけど

数字やトークを含めたここまでの
具体性で書かれたものは一つもなかった。

今サロン経営・運営で悩んでいる人は
何が課題で、どうすればそれを乗り越えられるか
がわかるような内容になっている。

これからサロンの新規立ち上げを
しようと思っているオーナー経営者の方は
これを読んでおくと

販管費や損益分岐から起こりうるトラブルやリスクまで
あらゆることがわかるようになっている。


そして僕はこれまで数百人を超えるサロン経営者に
コンサルティングを実施してきたので
みんなが何でつまづき悩むかが手に取るようにわかる。

サロン経営者が一番頭を悩ませるのは
人の採用と定着だ。

ただでさえ人の採用が難しいので
なんとか採用にこぎづけ一生懸命教育した人が
やめていってしまう。

これほど大変でしんどいことはない。


でも、はるちゃんはそんな中
離職率0%の組織をつくった。

noteを読むとその意味がわかるが
はるちゃんがマネジメントする組織では
滅多なことで人が辞めない。

その秘訣を知ってほしい。

サロンに限らず、「マネジメント」に携わる
すべての人に読んでほしいような
内容になっている。

4万文字超えの大作になっているが
半年近くかけて最後まであきらずに書いてくれた
はるちゃんと編集を担当してくれたうみちゃん
ありがとう。

このnoteの内容を必要とする
一人でも多くの人に届きますように。


追伸2、

組織のマネジメントについては
今度キングダムから学ぶ
想像できない未来をつくる「確信とビジョン」
についてどっかで書いてみたいと思う。


追伸3、

僕が事業拡大方針だった2017年の年始に
書いたブログを久々に見返してみた。

それにしてもいいメンバーが集まっていたなと今でも思う。

その時のメンバーには事業拡大で
負担をかけ過ぎてしまって申し訳なかったな
って反省してるけど

今でも違う形で一緒に仕事をしたり
飯行って交流を続けてるメンバーが多くいるのは
すごく嬉しい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?