僕たちは大事なことを忘れている【ドラえもんに何頼む?】
日刊【書くメシU30's】マガジン木曜日担当のgataです。
さっき気づいたのですが、マガジンのノート数が102件になっており、気づけば100件を超えていました。1人で出来ることは限られていて、限度もあるけど、チームやコミュニティメンバーとやることによって無理なく大きいことも成し遂げられるのだろうなと感じていた今日この頃。
メンバー増やしながら1000冊、2000冊と増やしていき、U30世代の様々な考え方やアイデンティティが詰まったメディアにしていきたいですね。
ということで今日のテーマ「ドラえもんに何頼む?」に移りたいのですが、まず、先日の息子との出来事を紹介させていただきます。
【父(28歳)、息子(4歳)】
ある晩の夜。来月4歳になる息子とデザートのアイスを巡ってジャンケンをすることになり、笑顔で勝負を挑んでくる息子を前に、大人気なく真剣勝負をしました。
私がチョキ、息子がパーを出して、結果、私が勝ったのですが、息子は、納得がいかない様子。
息子「なぜパーよりチョキの方が強いの?パーでチョキを包めるからパーの方が強いじゃん」
と言ってきました。恐らく、僕たち大人はこのジャンケンの出来事のように、ルールに忠実に生きているのではないか、とハッとしました。
このように、子供の頃は、「ルール」や「普通」という言葉に縛られない自由な発想を持っています。
ブロックで遊んでいる時は、自由な発想が際立ちます。
「怪獣モブカ」って何?笑
これ、タイトルも毎回変われば、作るものも毎回変わります。しかも、迷いなくどんどん作っていき、完成するまでその手を休めません。本当にクリエイティブです。
しかし、この自由な発想は大人になるにつれて、常識、ルール、一般的、普通という誰が決めたのか分からない決まりだらけの世の中で生活をするようになってくると失われていくことが多いのかなと。
混じりっけのないピュアさ、普通という概念が存在しない自由さを忘れているのだと思います。
もし、私がブロックで車を作る場合、「車はフロントガラスがあって、4つのタイヤがあって、横にはドアがある。」このように普段見ている完成系をイメージして作ってしまう。
このような状態からクリエイティブなものは生まれない。
あの頃の感覚で仕事が出来れば多くのアイデアやイノベーションが生まれるのではないか。
ドラえもんに聞くしかない。
ドラえもんに何を頼むか?
私は「普通〇〇だよね。」という意見が大嫌いです。
普通って誰が決めたの?あなたと私の普通は違うから片方の普通を定義にしないで!と常日頃思っています。
そう考えると、普通を知らない「クリーンで、ピュアな心を持った子供」にものすごく憧れる。
あの頃の発想力や自由な発想を体験してみたい!
頭の中いっぱいにクリエイティブを感じたい!!
身体中に染み込ませたい!!!
どうにか取り戻すことは出来ないだろうか?ドラえもんはそのような道具を持っているだろうか?と思い調べてみました。
結果、若い頃に戻れるツールは3つありました(他にもあるかもしれないですが)。
・タイムマシン
みんな大好きタイムマシンです。何も知らないピュアな時代に戻れはするけど、もちろん自分自身が若くなるわけではありません。
・年の泉ロープ
▪️年の泉ロープ
ひみつ道具である『年の泉ロープ』をつないでボタンを押すと、ロープの中に水が泉のごとき湧き出る。赤い水をコップ一杯飲むと、一年としを取り、逆に青い水を一杯飲むと、一年若くなるというものである
名探偵コナンもそうですが、表面的な姿は若くなるが、中身(考え方や知識レベル)は変わらないということです。これでは、求めているものとは違います。
・タイム風呂敷
あったら便利ですよね。このふろしきを被せると、被せた物の時間が遡ったり、進行したりします。
これですね。これがあれば、ピュアで自由な発想を持った時代に戻ることが出来る。
もし、ドラえもんに頼めるのであれば、この風呂敷を手に入れて何かに没頭してみたいです!
久しぶりにドラえもんに触れてみて感じたこと
ドラえもんがいれば何でも出来ますし、困ることもないかなと思うのですが、今は非常に便利な世の中になっていますし、新しいソリューションやイノベーションによって、私たちの生活は日々豊かになっています。
アレクサに頼めばAmazonMusicのプレイリストを自動再生してくれます。
分からないことがあれば、Googleに聞けば大体のことは知ることが出来ます。
このように、オートメーション化が進んだ現代では、どうすれば良いのか?をあまり深く考えなくても、ツールベースで解決できてしまうようになりました。
よくのび太はドラえもんに頼っているというイメージがありますが、私たちが新しいツールに頼るのと、のび太がドラえもんの道具を頼るのとそんなに変わらないような気がします。
のび太がいつも困るとドラえもんに相談するのは、私たちが不明点がある度にググるのと同じです。ろくに仮説を考えずに、とりあえずGoogleに聞いてしまう。そうすると、どんどん考える力や発想力が落ちてしまう。
オンラインオフライン関係なく人に頼ったり、何でも聞いて解決することが簡単になっているからこそ、自分でしっかり考えて答えを探し、検証してみることが大事なんだろうなと改めて考えさせられました。
ちなみに、のび太は、自分でやろうと行動する時もあります。
映画「帰ってきたよドラえもん」では、ドラえもんに安心して帰ってもらうために、ドラえもんの力を借りず、一人でジャイアンに立ち向かう様子が描かれています。
藤子・F・不二雄さんはひょっとすると、どれだけ便利な環境で、頑張らなくてもやりたいことが出来るような時代の中でも、いざという時はのび太のように自分でやらないといけないということを伝えたいのかなと思いました。
のび太に負けないよう、いざという時、やらなければならないですね。
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