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GWの涸沢、穂高 その11 涸沢から徳沢

ご機嫌麗しゅう。

ジャンイチです。


GWの涸沢カール、こんな果ての地によくもまあ、たくさんの人がいらっしゃいます。

今回はほとんどの人が北穂や奥穂に向かって登っているように見えました。雪の季節ではない時期はまた違うのでしょうね。紅葉の時期はここがメインのスポットになり、テント場ももっと広い範囲になっているようです。

天気においては、この次の日から崩れるようです。ほんとに運が良かったです。

さて、不在の間にテントが吹っ飛ばないか上からソワソワしていましたが、無事のようで、一安心。そそくさと片付けて下山しようとしてたところ、県警の人がやってきて、ヘリがもうすぐ来るので干してるシェラフなどは閉まってください、吹っ飛びます。との事、おおお、なんと親切なー、吹っ飛ぶとこでした。

しばらくすると、救助活動のため、ババババとヘリがやってきてテント場の上を通ってやってきました。なんつうか、さながらエアーウルフの登場シーンでした。最初はエントリーをしただけで、ぐるっともう一周して、目的の要救の真上で止まり、ホイストで隊員が降りてものすごい速さで確保し、また上がって、さっそうと飛び去っていきました。

何はともあれ、無事に活動を終えたようで良かったです。

それにしてもあんな間近で見るもんなんだと、危険と隣り合わせなのを感じました。そういえば、しょっちゅうヘリがブンブン飛んでましたが、積荷なのか、救助なのか、全て前者であってほしいです。

と、無音になったところで、しばらく手が止まっていたわけで、さっさとお片づけです。

隣近所はもう別の人だったり空き地だったりしており、住人の入れ替わりの多いエリア、涸沢カールテント場。

全て片付け終わらと気がつく、この荷物の量、そうか、またこれを背負っておりるのかー。

でも、軽くなってるはずだから、楽だよねと試しに背負ってみましたが、全く変わらず。゚(つД`)゚。そりゃ、そーだ。

というわけで、軽くするために、ザックから胃袋へ移動させるべく、軽くご飯を食べました。

涸沢ヒュッテは自炊できるエリアがあり、水があり、鯉のぼりがあります。

なんという遊び心。

 さようならまた会う日まで涸沢

また来るよと、心に誓い、この極楽の地を降ります。

例によって、無心で登る人を見ながらの下山です。すまぬ、我らには何もできぬ。がんばるのじゃぞ。

チラホラとスキーで降りていく人がいました。何そのチート!

本谷橋まで、なんの苦もなくただ一歩一歩歩んでたら着いた、的な感じでした。

きっともう手袋は上高地で、親切な人が拾って干してくれているんだろうと思いながらアイゼンを外し、あの死のズブズブロードに向かうのでした。

案の定、おとといよりもさらに過酷なズブズブさ加減でありました。足を捻らないやうに慎重に慎重に。グキッ、アハーン。

横尾に到着

メソメソしながらやっとこさ横尾に着きました。ほぼ今回の行程のゴールです。

あとはタラタラと整地された山道を歩いて行くだけです。

そういえば、北アルプスでくんだ水はとても甘くて美味しいんです。ほんとに。

と、思ってたら、ボトルにポカリスエットが少し残ってたようでそれが甘みを出してただけでした。、はい。でもほんとに美味しいんです!!

 

さて、行きの賑わい何処へやら、あまり人はいませんでした。天気が悪くなるからでしょうか?

橋の方で新人県警隊員が先輩隊員からロープ講習を受けてました。なんとも初々しい。私もまぜておかんナマステ。

そんなこんなで、スタスタと徳沢を目指します。ここから一時間もないくらいです。

そこにはソフトクリームや、ビール、なんとお風呂まであるのです。竜宮城です。

そのことだけをモチベーションに進みます。ただただ進みます。

途中、映画「滝を見にいく」に出てそうなご婦人を垣間見ながら、それでも先に進みます。

おじさま集団に記念写真を頼まれて、完璧な構図で撮って差し上げ、それでも先に進みます。

徳沢到着

で、着きました。徳沢。

文書って便利。このワープ感がたまりません。

テント場は意外と賑やかで場所探しに苦労しました。

平らな所、平らな所、はらたいらな所。

で、ここで良いかなと思える場所に、もう慣れた手さばきでテントを張ります。

張り終えた矢先、ビールへ突入です。

ん?、まてよ?、テントが先か、ビールが先か、、、忘れましたがそんな感じです。

で、いましたやっぱり二人組さん。

ストーカーですね、もはや。軽く挨拶をし、軽く雑談し、そして晩御飯の準備に取り掛かります。親子丼と、牛丼と、謎のスープです。

この謎のスープ、高野豆腐とワカメとネギとが入ったなんとも言えない食感のスープでもう二度と作りたくない食べ物でした。ここでは書けない名前になりました。

 となりの徳沢ロッジでお風呂に入れます。

なんとまあ、幸せな時間です。3日風呂に入ってないとこんなに風呂は幸せななのか?

なんだか考え方が違ってる気がしますが、気にせず30分はいただきます。貸し切り状態です。

ゆっくりお湯をいただき、静かにそして和やかにお酒をいただき、寝るのでした。

ンゴー。

 

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