【利用者インタビューvol.11】自分のお店を持つためにチャレンジし続けて経験を積みたい 店舗運営の第一歩として(minmi cafe・大串美結さん)
皆さまこんにちは。
やまじゅう編集部の宮川です。
やまじゅうを取り巻く様々な人を通じて場所を知ってもらうためのカテゴリ「やまじゅうな人」では、「利用者さんの声」を紹介していきます。
・どういった人がどういった形で利用しているの?
・実際の使い勝手ってどうなの?
・なにが試せて、なにが学べるの?
そんな小さな「?」を、実際に使っていただいた方へのインタビューを通じて解消して行けたらと考えています。
今回インタビューしたのは、2023年12月にやまじゅう飲食スペースを活用して「minmi cafe(みんみ カフェ)」 を営業した大串美結(おおくしみゆ)さん。
長野市出身の大串さんは、自分のお店を開くのが夢。学生時代から”minmi”の名義で活動を開始すると、カフェの間借り営業やイベント出店、焼き菓子のインターネット販売などを通じて、着実にファンを増やしてきました。ちなみに、”minmi”は大串さんのニックネームだとか。
大学で管理栄養士の資格を取得し、その後役場の保健センターで離乳食教室や栄養指導を担当されていました。現在は、長野市内のカフェで働いています。
大串さん
「中学生の頃から、“いつかお店をやりたい” という夢がありました。夢に向けて少しずつ実践を重ねてきましたが、長期間お店を運営したことがなかったんです。今回、知り合いの紹介でやまじゅうを知り、もっと経験を積んでステップアップしたいと思ってお店をやることにしました」
大串さんがつくる料理は “からだに優しい” がコンセプト。国産の米粉や小麦粉、北海道産のバター、長野県産のフルーツを使用しています。やさしい甘さがこだわりで、紅茶やコーヒーとともにほっとしたひとときを楽しめると大人気でした。
こちらは目にも鮮やかなランチプレートとスープ。厳選されたオリーブオイルや長野県産の野菜を使用するなど、1つひとつの料理にこだわりが詰まっていました。
大串さん
「私がカフェを営業する中で大切にしていたのは、“お客様に少しでも楽しい気分になってもらうこと” です。そのための工夫として、店内のさまざまな場所に手作りの小物を置いたり、メニューを手書きにしてみたり、ヒノキのプレートを用意してみたり、お客様に楽しんでもらえる空間づくりを意識しました。実際に、小さなこだわりをお客様に見つけてもらい、褒めていただくことが多く嬉しかったです」
大串さん
「最初は広いキッチンを使いこなせるのか少し不安もありましたが、どの設備も使いやすくてスムーズに調理をすることができました。大型の泡立て器はスイーツ作りに重宝しましたし、スチームコンベクションオーブンは、クッキーを一度に大量に焼けるので助かりました」
大串さん
「最初の数日はオペレーションを回すのに苦労し、手間取ることもありました。その後はだんだんと慣れていって、お客様とお話しする余裕も生まれました。手伝ってくれた家族と友人にはとても感謝しています」
今回営業された期間は1ヶ月。大串さんにとってどんな1ヶ月だったのでしょうか。
大串さん
「初めての挑戦で大変なこともありましたが、充実してとても楽しい日々でした。友人や学生時代から応援してくださっている方、遠方から来ていただいた方もいて、一人ひとりのお客様に感謝の気持ちでいっぱいです。また、出店期間の後半には初めての方も増え、新しい出会いもありました。“お店ができたら絶対に通います!“と言ってくださるお客様も多く、ますます頑張っていきたい気持ちになりました。それに、夢を実現する途中で、こうしてチャレンジできる環境があるのは本当にありがたいことだと改めて思いました」
最後に、今後の展望について聞いてみました。
大串さん
「ゆくゆくは、小さなカフェの営業や料理教室、暮らしの雑貨販売などを行う自分のアトリエのような場所を作るのが夢です。来てくださる方々と、食を通して生きるのが楽しくなるような場を作りたいと思っています。そのために、今後は様々な国や土地に行き、料理の幅を広げ、知識や技術をさらに身につけたいという思いもあります。夢の実現に向けて、一つひとつ行動に移していこうと現在は思っています」
これからもご活躍を楽しみにしております。大串さんありがとうございました。
取材:宮川周平
文:宮川周平・波多腰遥
撮影:宮川周平
minmi cafe さんへのお問い合わせは Instagram( @minmi_23 )のDMから
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