見出し画像

共済に加入すれば大丈夫?

共済っ何だろう?

個人で保険に加入するかどうか迷っている人も多いと思います。
家族構成によって加入する保険も変わってくると思いますが、
そんな中で、全労済、コープ共済、県民共済などいわゆる「共済」と呼ばれるものも選択肢の一つとなります。
 私も共済と保険の違いについて調べたことがなかったので、今回はこの2つの違いを整理してみたいと思います。


共済のメリット

共済は非営利目的で、特定の組織に属する人間の相互扶助を目的とした制度です。例えば都道府県民共済グループの組合員になることで、県民共済に加入することができるようになります。
 また、共済は少ない掛金で保障が得られ、さらに保障期間が18歳~65歳までと長期間保障されています。仮に掛け捨ての死亡保険に加入しようとすると5年や10年で定期保険となり、期間終了後の自動更新時には保険料が上がることになりますので、これは共済の最大のメリットとなりますね。

保険と共済を比べてみよう!

それでは、実際の保障内容と掛金を比べてみましょう!
今回は県民共済の保障シミュレーションとライフネット生命の無料で10秒見積りを使って2つを比較してみました。
 県民共済保障シミュレーション
 ライフネット生命無料で10秒見積り

■保険料
ライフネット生命はネット保険なので、生命保険の中でも保険料の安さが特徴ですが、それでも県民共済の掛金にはかないません。
■入院給付金
入院給付金についても保険の支払限度日数が60日であるのに対して、共済は184日、124日と倍以上の日数を保障してくれています。
■後遺障害・就業不能
今回のシミュレーションでは、後遺障害の保険がなかったため、就業不能を付けていますが、保障内容が違うので一概に比較はできません。
ただ、共済掛金4,000円で後遺障害の保障も付くには手厚いですね。

今回は共済の病気による死亡保障800万円に保険を合わせてシミュレーションしていますが、この保障内容で十分リスクがカバーされるようなご家庭であれば保険ではなく、共済に加入する方が掛金が断然お得ですね。月の掛金で倍以上違いますから。

課題があるとすると共済の保障期間は65歳までというところです。一つのパッケージで全部の保障をカバーしていますから、65歳以降のリスクを担保することができません。
またこれ以上死亡保障を厚くすることはできないので、もっと手厚い保障を必要とする家庭にとっては共済だけではリスクをカバーすることができません。
その点保険は保険料が高い分、各家庭にあった保障内容で自由に設計できるので、今回のシミュレーションの保障内容についても保険ごとに(死亡保障、入院保険、就業不能)、各家庭にあった保障内容に自由にアレンジすることができます。
当然ながらどちらにもメリット・デメリットがありますね。

まとめ

どちらにもメリット、デメリットはありますが、共済の掛け金の安さはとても魅力的なので、共済でリスクが全てカバーできるのであれば、共済のみの加入で済ませたいですよね。
ただ、もっと手厚い保障が必要な家庭も多いと思いますので、その場合には共済ではカバーしきれない部分は保険でカバーするのが良いと思います。
そのためには、今、どのくらいの保障が必要かを見積もる必要がありますね。またその時々で保障内容は変わっていくので適宜見直しをするのも無駄な保険料の支払いを減らすことに繋がると思います。

ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?