第42話 100円ちょっとでこのクオリティ『日清 麺職人 濃厚坦々麵』
今日は土曜日。妻は仕事だが僕と子供たちは休みだ。平日がっつり仕事をして疲れ、昨晩は早めに寝たおかげで、今朝は早起きした。休日早朝はスーパーも混んでないので買い物を済ませておくことにした。
いつものようにカップ麺コーナーを物色しているときにふと思い出したことがある。
ちょっと前、小学生の娘が部活のお楽しみ会の景品でカップめんを持って帰り、休みの日の朝に食べていて、それはもう幸せそうに食べていたのだ。
それを思い出して娘を喜ばせようと「朝食ラーメン買ってきたぞ」と、カップ麺を買うことにした。
今日は『日清 麺職人 濃厚坦々麵』だ。
それにしてもこのカップめんは100円程度でノンフライ麺なのだ。この価格帯だと揚げ麺が多いのだが。
レギュラーシリーズはいつでも食べることができると思って、あまり選択肢に入っていなかったが、今日はファーストインプレッションで決めてみた。
いつもの調子で辛めのものを選んでしまった。家に帰って「朝からこれか」と少々躊躇したがまあいいか。ちなみに娘の分は『丸鶏ガラ醤油』だ。
さっそく開封する。
小袋は『かやく入り粉末スープ』『液体スープ』の2種だ。ちなみにかやくにはごま、ミンチ、ネギが入っている。
まずは粉末スープを麺の上にあけお湯を注ぐ。ノンフライ麺だが、細麺のためか待ち時間は4分だ。ふたを開け麺をほぐしながら混ぜる、液体スープを入れる。赤クリアのオイルの後、ねっとりとしたスープが麺の上に広がる。
まぜるとすこし茶色がかった乳白スープにオレンジ色のオイルの浮いた担々麺らしいスープとなった。
さて、さっそく食べてみたい。
スープを一口。辛さはさほどでもない。そしてゴマの味わい。しかしやはり300円台の価格帯の担々麺と比べると、どうしてもこのゴマの濃厚さで後れを取ってしまうようだ。
僕の思う担々麵と言えば辛さも重要だが、ゴマの味わいが大好きなのだ。全国の担々麵にはラー油系というのも存在しており、ゴマを使用していないものもあるようだ。それはそれでラー油を味わう良さがあると思うが、僕は担々麺はゴマを味わうものと思っている。
さて、麺だ。ノンフライの細麺はとろみのある坦々スープをしっかりとホールドして口に運んでくれる。ツルツルとしたノンフライめんの舌ざわりが、トロっとしたスープに絡んでいいバランスだ。
僕は食べるのが遅いので、細麺というのは少し敬遠気味にしているのだが、この麺はしばらくたってもコシを保っていることに驚いた。さすがはノンフライ麺である。
レギュラーシリーズはやはり選び続けられるクオリティを持っている。300円台の価格帯のラーメンは確かにおいしい。でも100円ちょっとでこの味はすごいなと思う。これまではやや高めの本格的カップめんか、チープなカップめんか、そういった二者択一的なイメージがあったが、その中間どころを埋める存在かもしれない。他のシリーズも食べてみたい。
ちなみに娘も朝カップめんを喜んで食べてくれた。カップめん好きは遺伝してるのだろうか。
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