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第39話 これはまさに汁なし味噌ラーメン!「マルちゃん 大島 × 三ん寅 汁なし味噌ラーメン」

『汁なし担々麺』はメジャーだが、今回は『汁なし味噌ラーメン』である。パッケージに大きく書かれている『大島』さん、『三ん寅』さんがタッグを組んで商品開発をしたものだそうだ。

マルちゃんのホームページには以下のように店舗を紹介している。

「大島」とは・・・
 北海道札幌市の有名店で 12 年の修行を経て、2013 年 5 月に東京都江戸川区にオープン。にんにくや生姜などを利かせた、味噌の風味が強めの進化系札幌味噌ラーメンが同店人気の一杯で、連日行列を作る東京を代表する有名店です。
「三ん寅」とは・・・
 「大島」店主と同じ有名店を18年に渡り支えた功労者が、2019年10月に独立店をオープン。すべての調理を一人でこなす職人気質な店主。味噌の甘味や山椒を強めに利かせた"洗練"の進化系味噌ラーメンで、行列必至の人気店です。



再現メニューではなく、オリジナルの味だそうだ。両者に共通する『札幌味噌ラーメン』をベースに生姜、にんにく、山椒、唐辛子を利かせ、汁なしで仕上げたという。

さて、さっそく食べてみよう。

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ふたをはがそうとすると、途中で感触が変わるのに気づく。指定されたラインまでは軽い力ではがせるが、その先は少し強めの接着になっている。なんと丁寧なつくりだろうかと食べる前から感心してしまった。

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小袋は三種、そぼろ、ねぎ、メンマの『かやく』と『液体スープ』『粉末スープ』だ。さっそくお湯を注いで5分待つ。

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湯切りをしてふと小袋を見ると「あっ…」。『かやく』を入れ忘れていたのだ。仕方なく別の皿にかやくを開けて湯で戻すことにする。

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『液体スープ』はクリアなオイルが出た後にねっとりとした味噌ラーメン風のスープだ。これを混ぜ込み、次に『粉末スープ』を開ける。スパイシーな香りが漂い、箸からはねっとりとした感触を感じるようになった。

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別にお湯で戻したかやくを盛り付けるとなかなか良い見栄えだ。かやくを別戻しするのは写真撮影用にはよいかもしれない。

それでは一口。オイルでテカテカした平麺は見た目の通り濃厚コテコテだ。ねっとりと絡んだスープがボリューム感を感じさせてくれる。スパイスのアクセントが程よく、特に鼻に抜ける山椒の香りはこってりとした味を引き締めてくれている。

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それにしても麺がうまい。『生麺茹でてうまいまま製法』で、生麺のようになめらかな口当たりと、粘りのある食感が特長とのことだ。「汁なし」は焼きそばと区別がつかないものもあるが、これは明らかに『汁なしラーメン』だ。焼きそばとは明らかに違う。

もちもちと弾力のある麺に絡んだスープはさながらカルボナーラのようだ。味噌を使ってカルボナーラをつくるとこんな感じになるのかな。

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『汁なし』のかっぷめんは単調に感じて飽きてしまうこともあるが、この商品は全く飽きることなく最後までおいしく食べることができた。

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