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第34話 だしが本当にうまくて「どん兵衛カレーうどん」

当直明けの昼食はほぼ確実にカップめんだ。そして当直の晩もカップめんだ。僕が勤務する病院の売店には弁当もパンも売っていて、別にカップめんでなくても良いのだが、やはりカップめんなのである。

最近は店で目に付いたカップ麺は買っておいて、戸棚にストックしているので食べるほうが追い付いていない。さらにありがたいことに多忙な日々を送っているため、この記事を書くのも追いついていない。だが、食べた印象がクリアなうちに、できるだけ最優先で記事を書くようにしている。

前置きが長くなったが、今日は当直明けで昼のカップ麺を食べようと思う。

昨晩の当直晩飯は前の記事第33話の担々麺だった。


そして家の戸棚からカバンに突っ込んだカップ麺を見ると、これまた担々麺!これはいかん。別商品なのでよいかもしれないが、やはり同系統の味が続くと、どうしても飽きという最大のピンチを招いてしまう。


急遽売店に走り、買ってきたのは『どん兵衛カレーうどん』だ。これも僕の中では定番メニューだ。

牛のうまみとかつお節×昆布のWだし
もっちりとしたつるみのあるうどんに牛のうまみとかつお節×昆布のWだしをきかせた味わい深いカレーうどん。

このカレーうどん、だしのうまみが本当にうまくて、いつもスープは飲み切らないように気を付けているが、これだけは治外法権としている。

さて、それではいただいてみる。

小袋は2つ、ビーフジャーキーのような牛肉と人参、ねぎ、揚げの入った『かやく』に『粉末スープ』だ。このシンプルさもどん兵衛の魅力だ。

お湯を注いで5分待つ。香ばしいカレーとだしの香りが漂う。

定番というのは安心だ。身構えることなく、「これが食べたい」という味を安定的に届けてくれる。いろいろなカップめんを試す一方で、ホームに戻ってきたような安心感を得ることができるのだ。

さっそくだしをすする。とろみのついただしは滑らかな舌触りだ。その中に現れるカレーの刺激とだしのうまみ、最高だ。

そしてうどんをすする。濃厚なだしとどん兵衛のめんは最高にマッチする。うどんのマイルドな甘みに軽いスパイシーさ。カレーうどんとは、カレーと言いつつもメインはだしだと思う。むしろカレーは脇役で、スパイシーさを添える役だといっていいと思う。

ところで病院と言えば白衣だ。そして白い服はカレーうどんに弱い。昔は勤務中のカレーうどんは絶対にNGだった。だが最近はカラーの白衣(?)が主流なので心配ない。シミを気にすることなく、堂々と食べることができる、良いトレンドだ。

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