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酔っ払いOLのひとりごと。 数年前に突然出会ってしまった日本酒への愛を夜な夜な語ります。

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最近の記事

宮城からの手紙。【旅と日本酒 #1】

まだ梅雨に入る前、待ちに待った大型連休に私は宮城県を訪れた。 思ったよりも暑い。 用意していた長袖の出番はなさそうだ。 宮城県自体に来るのはもう珍しくなくなったけれど、 宮城を単体で回ったことはなかった。 立ち話くらいしかない人と初めて2人きりで遊びに行くような気分。 どちらに転ぶか分からない感じがとてもワクワクした。 ◆ 結論、宮城はとても好きな場所だった。 県庁所在地である仙台は、東北一の都市というだけあって私の地元よりはるかに栄えていたし 何より"杜の都"という名が

    • 新しい好みに気づく夜。【日本酒ペアリング #1】

      仕事中のお昼休み、iPhoneに届いた通知を見て一気にテンションが上がった。 一見するとただの宅急便通知だが、私にとっては待ちに待ったお知らせだった。 今日、お家にあいつがやってくる。 昨年末に頼んでいたあいつを、ちょうどよく忘れかけていたこのタイミングで。 今日はとにかく早く帰ろう。 残業なんか意地でもするかと会社を飛び出した。 一目散に目的地を目指す。 学生時代から、使い慣れた駅。 目を瞑っても歩けると豪語しているその駅を迷いなく進み、デパートの地下、行きつけの酒屋さん

      • 大切な人のハレノヒに。【贈り物としての日本酒】

        大切な日 親友が誕生日を迎えた。 青春の全てを共にした、もう10年以上の付き合いになる彼女は私にとって家族同然の存在だ。 この上ないくらい嬉しかったあの時も、絶望に打ちひしがれたあの時も、不安に押しつぶされそうだったあの日も、笑っちゃうくらい馬鹿をしてた日々も、 私の思い出には常に彼女の姿がある。 人生を共に歩んできたといっても過言ではない。 そんな彼女は私より少し早く、区切りの歳に歩みを進めた。 ということで今日は、大切な人が迎えたハレノヒの、思い出の一杯について綴ろうと

        • 恋のはじまり。【日本酒との出逢い】

          おわりとはじまり 人生で何番目かに入る最悪の日に、人生を変える出逢いをした。 大学3年の冬。私には大好きな人がいた。 もう何年も感じてなかったドキドキに、ワクワクに、ときめきに、不安に。 自分じゃコントロールできない不思議な感情に振り回されつつ、幸せな毎日。 でも、その幸せは突然私の前から姿を消した。 私が見ていたあの人は、私じゃない人を愛していて そこに入る隙がないことを知ってしまったあの日。 ショックで、悔しくて、やりきれなくて、全てを忘れたくなった。 嘘だと信じたい

        宮城からの手紙。【旅と日本酒 #1】

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