ライター・編集講座なのに、なんでオフ会を企画する必要があるの? ~第2回米光講座~

ライター・編集を目指す人のための米光講座。講師である米光一成氏は、ライター、ゲームクリエイター、デジタルハリウッド大学教授など多彩な顔をもつ人物だ。全10回のうちの第2回目の授業が2020年10月に開かれた。今回のテーマは「オフ会の企画&チラシづくり」。ライター・編集を志す者が、なぜオフ会を企画してチラシをつくる必要があるのだろう……?

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オフ会こそ、「読者」のリアルな声がきける貴重な場!

オフ会とは、「オフラインミーティング」のこと。インターネット上で知り合った人どうしがリアルに集まり、親睦を深める会だ。

ライター・編集講座でオフ会を開催する理由。
それは「自分の書きたいテーマに関心のある人を集めて、『生の意見』を聞くため」と米光先生は話す。

例えば、スイーツにかんする記事を書きたいなら、スイーツ好きを集めて話をきく。なぜなら、彼らこそが自分の書くスイーツ記事に関心をもってくれる「読者層」なのだ。スイーツ好きが今、知りたい情報はなんなのか? 「読者」の知りたいコトを聞きだし、記事にする。関心の高いコンテンツを記事に盛りこむことで、読者に興味をもちながら読みすすめてもらえるというわけだ。


オフ会の目的をしっかり決めて、誰に集まって欲しいのかを明確に

では、書きたいテーマに関心をもつ人を集めてオフ会をするために、なにが大切なのだろう。

まずは、「オフ会の目的」を明確にして参加者をつのること。例えば、スイーツのどんなことについて語りあうのかをまだ決める前に「スイーツ好き、あつまれ!」ととりあえず招集をかける。これでは恐らく失敗するだろう。オフ会の目的にハマらない参加者までも呼びこんでしまう可能性があるからだ。

「話題のお取りよせスイーツ」「都内で買える台湾カステラ」などオフ会のテーマをしぼり、参加者をつのる。一見、あたりまえのことなのだが、この「ターゲットをしぼった告知」ができていない受講生が、私をふくめて多かった。

ターゲットが決まったら、次にチラシづくり。オフ会の「目的」「ターゲット」にくわえ、「いつ」「どこで」開催するのかをしっかり入れる。

わざわざチラシをつくらなくてもTwitterなどSNSで呼びかけるでもいいだろう。その場合も、必要な情報をもれなく明記することが大切だ。

米光先生に愛のダメだしを食らいながら、オフ会とチラシづくりの理由やポイントを学んだ回だった。


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