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オホーツクシマリス園に行った話

この記事はこのアドベントカレンダーの#どうぶつに参加しています。

先日北海道に旅行に行ってきました。その時に訪れたオホーツクシマリス園で見たリス、もとい少し不思議な光景について書こうと思います。

オホーツクシマリス園とはなんぞや?

網走湖畔にあるオホーツクシマリス公園では、たくさんのシマリスと触れ合うことができます。
リスが園内を元気に動き回っていますが、えさをあげようとするとかわいらしく近づいてきます。癒しを求めている方には最適の空間です。

網走観光協会HPより

オホーツクシマリス園では「たくさんのシマリスと触れ合うことができます」という紹介の通り、リスたちが何かで仕切られたり彼らを遠くから眺めたりとかではなくて直接餌を与えたり足元の近くをリスが通ったりなどなど割と言葉通りの意味で触れ合えます。植物やリス用の小屋などが置かれた囲いの周りに小さな通路があってそこにリスが放し飼いにされてるといった感じのところです。放し飼いにされてるのでリスたちは通路もガンガン通るし、餌を持ってる人間にも寄ってきます。これだけを見るとなんだかリスと人間が戯れるファンシーな様を想像しそうになりますが、(全くそういう要素がないわけではないにせよ)かなりそれからはかけ離れた光景が広がってました。それについては後ほど書きます。

湖畔の森のシマリス公園と並々ならぬ注意書きたち

シマリス園は湖畔の森の中にひっそりと佇んでるといった趣きでそこにありました。正確にはログハウスがあり、シマリス園に入るためにはまず外で係員さんを待つというのが必要になるわけですが(おそらくログハウスに自由に入れないのはリスが外に逃げるのを防止する意味合いもある)そこでまず目に入るのは、ログハウスの入り口付近に貼られてる注意書きの文言です。かかとを上げるな、移動するときは基本すり足で、リスがいないか常に下を見て注意しよう、子供を離すな、などなど威圧してくる感じさえしてきます。なぜこういった注意喚起がなされるかというと足を上げているとそこにできた隙間にリスが入り、気づかずに踏みつけてしまいリスが怪我をしたり最悪死んだりという事故を防ぐためらしいです。そしてシマリス園ではそのためにリスが死んだ事故が現に起きていると。その時点で(私だけかもしれませんが)ある種ファンシーな人間とリスの触れ合いみたいな想像との落差を感じるわけです。なにはともあれ係員さんに案内されログハウスに入るわけですがそこでもさらに係員さんから注意喚起がなされます。ここまで来ると不安だけでなくてちょっとした好奇心も湧いてくるわけで余計気になってくるわけです。入場料を払って(ちなみにここでリスに与える餌を買うこともできます、私は買ってないです)二重のドアを抜けて、さらにその先にある通路を通りどう一つのドアを抜ければリスたちのいるシマリス園です。

リスと人間たちの不思議な光景

シマリス園に入るとまず目に入るのがリス…ではなくて下にリスがいないから確認するためにちょっとかがみながらすり足でそろりそろりとゆっくり歩く人たちの姿です。一人だけならまだじゃ老いも若きもあらゆる人たちがそういった風に歩く光景は、ここでは必要なことだと頭でわかっていてもなかなか不思議な光景なわけです。(見たいけど行けない…という人はリンクは貼りませんがこれオホーツクシマリス園のストリートビューで見ることができたりします。気になる方は是非。)実際にリスたちはいきなり出てくることもあるし、足元下を通ることも普通にあります。


足元を走るリス。


ちょっと先に進むと餌付けされてるリスたちが見えてきます。というか表に出てるリスはほとんどが餌付けされてるリスだったりします。言い方は悪いですけど、餌を持ってれば持ってる人間ほどリスを独占できたりします。餌を食べてるリスはかわいくて、本当に頬を膨らませて餌を食べるんだなぁと感心したり。

ひまわりの種を頬張るリス。


こういう人間がリスに配慮しなおかつ餌を与えてる光景を見ると人間がリスを見に来てるはずが、人間の方がリスを見させに来てもらっていてリスたちが人間に餌を与えさせてるというように見えてきて面白かったです。

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