変形性膝関節症の改善方法のご紹介です!
膝の疾患は多岐に渡りますので様々な患者様が来院されますが、やはり膝関節変形症の方が多く来院されます。ご本人が正座がしにくいなどで来られて変形が明らかになることもございます。しかしながら、他の関節同様に変形が起こっているから痛みがあるというわけではありません。痛みと変形の誤差というものも大きく、変形が強くても痛みを感じない方も多くいますし、仮に痛みがあった場合でも、周りの組織の問題で起きていることも多くあります。軟骨がすり減って痛みがある場合には、運動や治療によって軟骨が修復していくことの他に可動性がしっかりと確保されていくことが大切だと思います。
ですので痛みは変形しているせいだからしょうがないとあきらめ、ヒアルロン酸注射や痛み止め、手術へと進んでいく前にカイロプラクティックでお役に立てることがあるのではないかと思います。
以下に 膝関節の疾患における検査の概要、治療の一例などを列挙いたします。
しかしながら、患者様一人ひとりの状態が違いますので、すべての方にこのような検査、治療を行うわけではございません。あくまでも一例です。
膝蓋粗面という指標を使って、膝関節が整体力学に沿った動きをしているかチェックしています。
それにより可動制限や位置異常を確認することが出来ます。
膝を支えている靭帯の抵抗をチェックしています。靭帯損傷や可動性を診ています。可動制限があった場合これ自体が治療となります。正座がしにくい、脚が伸ばしにくいなども原因が検査から分かることが多いです。
制限が確認され、治療が必要となった場合は整体力学に沿って関節を動かしていきます。可動性向上、膝の曲げ伸ばしの改善などの効果が得られます。
これ自体もそのまま治療へ移行できます。
靭帯断裂による前方変位などに対して効果を発揮します。
靭帯や半月板にストレスを与え、痛みや損傷の度合いをチェックしています。
膝に引っかかり、ロッキング現象がある場合は半月板の影響を考えます。
長軸のストレスに対して同様な反応がでるのかチェックしています。
膝関節内の除圧が必要な場合は治療としても活用でき、可動性向上などの効果も得ることが出来ます。
膝に水が溜まっている時に行うテクニックです。
整体力学に沿って可動させながら、膝関節内の圧を変化させ、除水を図っています。まあ炎症が収まれば勝手に水は抜けていきますが、あまりに可動に影響がある場合に使用します。
膝蓋靭帯を含め膝窩筋など膝関節全体の軟部組織の癒着を取り除くテクニックです。これを行うことで痛みや可動性の改善に大きな効果を発揮します。
四頭筋の癒着を除去するニモテクニックです。
膝を稼働させる筋の痛みを改善させる効果が見込めます。