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雪国山形でバナナ栽培への挑戦!温泉熱を利用して栽培される「雪ばなな」

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雪国山形で作る「雪ばなな」への挑戦。


山形県でも豪雪地帯で知られる戸沢村で、温泉熱を利用して亜熱帯の環境を再現しビニールハウスの中で栽培される「雪ばなな」という食材に出会いました。

寒さの厳しい山形でのバナナ栽培は、簡単な挑戦ではありませんでした。毎日の温度管理はもちろんの事、気候の違いによる難しさや、それを補う知識。

また、5メートルほどに成長するバナナの枝葉を剪定する作業などの管理を説明してくれたのはJA最上 片岡真紀子さんでした。

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片岡さんは、雪ばななの栽培に携わってから毎日すべての管理を1人で行っているそうです。

雪国の寒さの中で、ビニールハウスの温度を15℃以下にしないように温度の管理。

また出荷のタイミングを見極めながらの収穫作業など、寒冷地でのバナナの栽培は山形県では初の試みという事もあり、大変な苦労もあったと思いますが、片岡さんの努力と情熱が雪ばななを支えている事が印象的でした。

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山形プリンが「雪ばなな」を使って挑戦する。

雪ばななには、たくさんの品種の違うバナナが栽培されています。生で食べて美味しいバナナや、加工する事で美味しくなるバナナがあるとの事です。

たくさんの種類の中から、アイスクリームバナナという品種に興味が湧きました。名前だけでも美味しそうな感じのバナナですが、完熟すると蜜からバニラのような香りがし、濃厚で、滑らかな食感が味わえるという品種です。

このバナナであれば、プリンと合わせても美味しさをそのまま出せるバナナプリンを作る事ができると感じました。

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雪ばななの美味しさを引き立たせる為に、山形県産のやまべ牛乳を使ったミルクプリンと合わせる事でバナナの香りを邪魔せずに、より美味しさを引き出せるのではないかと思っております。


また、豪雪地帯の戸沢村で栽培される雪をイメージし、ふわっと雪のような食感のバナナ風味の泡をのせて仕上げました。3層のそれぞれ違った風味が一体となって雪ばななの美味しさを、さらに引き立てます。

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今回の取材を通して知った、山形の「挑戦」


通常なら熱帯気候で栽培されるバナナを、雪国での栽培に挑戦する生産者の努力と情熱に感銘しました。
山形初の試みに、山形の農業に対する取り組みや想いを勉強する事ができました。


私達 山形プリンも日々素材の研究を重ね、山形の食の魅力を発信していけるように努力していかなければと思います。大変良い経験をさせて頂きありがとうございました。

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