新旧の価値観が入り混じる業界で、それでも新しさを信じて前進 営業企画室室長 森方騎
株式会社ヤマデンの会社情報をお伝えするための、インタビュー記事を掲載しています。代表の山本さんのインタビューに続いて、2回目は営業企画室室長の森さんが、今会社が取り組んでいることや、目指している組織の在り方などについてお話しします。
■株式会社ヤマデン 森 方騎 プロフィール
営業企画室室長。東京都出身、千葉県在住。1996年に新卒で入社して、業販部門7年、直販部門11年、本社営業部5年、営業企画室2年(現在)。音楽好き、サッカーがちょっと好き。
取り巻く環境はまずまず、5年計画でさらなる成長に挑戦
―重点的に取り組んでいる仕事を教えてください。
ヤマデンは工業用機械部品などの専門商社です。大きく分けて業販と直販があり、私がリーダーとして参加しているのが業販事業の戦略策定です。
上期は世界的に設備投資が活発で好調でしたが、下期はなかなか厳しい見通しです。来期からより良いスタートを切るために、さまざまな部署や役員と関わるメンバーが一丸となって議論を進めています。
商品戦略・マーケティング戦略・組織体制・サービス拡充といった幅広い論点を俯瞰して、5年計画の戦略を今まさにまとめているところです。
まさにここがDXの現場
―このコロナ禍ですごいですね。何か理由はあるのでしょうか。
環境の影響は大きいですし、さまざまな理由があると思います。私がいる営業企画室の立場から言えそうなのは、デジタル活用による生産性向上と顧客満足の向上、いわゆるDXです。
古い習慣が残る業種ですが、大手からデジタル化が進んでいます。ヤマデンでもデジタル化のメリットを最大限に活かそうと、経営方針の一つに掲げて取り組んでいます。
先に挙げた業販事業では、これがダイレクトに利いてきます。業販部門のクライアントは代理店や商社で、スピーディーにニーズに応えることが要求されます。業務用のECサイトを運用するなどして、発注やその後のオペレーションの効率化を進めています。
圧倒的な社内の情報共有のしやすさもメリットの一つです。Kintoneなどの営業支援ツールを使って、営業活動履歴を担当者や部署をまたいで共有し、効率的に、質の高い営業活動ができるというのは分かりやすい例ですね。
ヤマデンでは経営会議の資料も、職位に関わらず内容を把握できるようになっており、これは稀なことだと思います。
「新しい提案にこそ価値がある」の考えを、全社に浸透させたい
―誰もが経営者目線というわけですね。
と言いたいところですが、今はそれを目指している状態です(笑)
日々働いていると、どうしても目の前の業務をこなすのに忙しくなってしまうもの。一方で、会社の長期的な成長には、広い視野の新しいアイデアが欠かせません。
しかし「アイデアを考えよう」と声がけしただけで提案が出てくるものではありません。さまざまな立場の従業員が、気持ち良く新しい提案をできるために、試行錯誤をしているところです。
大企業とは違い、新しいアイデアを実行しやすい組織のサイズです。若い社員からの意見も積極的に吸収したい。そのためには自分が努力して、意見の出やすい環境をつくっていきたいと考えています。これがなかなか難しいのですが。
―若い力といえば、森さんは比較的早く重要なポジションに抜擢されたそうです。最初から、工業機械部品に詳しかったのですか?
いいえ、まったく(笑)。
いわゆる“渋谷系”が全盛だった時代に、レコード会社に憧れて採用試験を受け、ことごとく落ちてしまいました。どうしようかと迷って、他の業界に目を向けたときにヤマデンを知りました。
ちょうど新卒採用を積極的に始めた時期で、変わろうとしている組織が面白そうだと思い、エントリーして採用されました。
最初は右も左も分からない状態でしたが、それでも成果が出るのが楽しくて頑張っていたところを運よく当時の経営陣に評価していただいたようです。埼玉営業所の所長に、30歳くらいの時に就任しました。
さらに変化をもたらしてくれる人を歓迎
―以前から、若手にもチャンスがあったのですね。
その芽はあったと思います。
ここ数年で経営メンバーが若くなり、先手を打って変わろうという意識が相当強いです。世の中のスタートアップのようにというわけにはいきませんが、古い業界の中での変化を楽しめるのではないでしょうか。
社内には魅力的な人が多いです。私も同世代で尊敬できる良き相談相手がいて、今まで仕事が続いています。
そうした存在になれたらうれしいですし、その候補はたくさんいると思いますので、エントリーをご希望の方はぜひ楽しみにしていてください。
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森さんありがとうございました!(構成/MS)
ヤマデンの採用ページはこちら!
株式会社ヤマデン:www.yamaden.com
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