幸運は戦略ではない。

"Luck is not a national strategy for our kids. We need to ensure that every student — not just a lucky few — can get an education that allows them to reach their full potential."
- Priscilla Chan


「幸運は子どものための国家的戦略ではありません。私たちは全ての子ども -幸運のわずかな子どもだけでなく- が、その可能性を開くことができる教育にあずかれるようにしなければならない」
- プリシラ・チャン


チャン・ザッカーバーグ・イニシアティブの共同創業者であるプリシラの言葉。

日本の社会で生きる移民背景をもつ子どもたちも、幸運のわずかな一部を除いては、持って生まれた可能性を最大限に活かせる教育を受けられていない。

移民背景をもつ子ども

「外国にルーツをもつ」とも言われるイロトリドリの子どもたち。その言語や文化的背景は実に彩り豊かだ。

例えば、フィリピンから来た子どもだけを取り上げてみても、話す言葉は公用語のタガログ語や英語だけではない。

ビサヤ語、セブワノ語、イロカノ語…。方言ではなく、言語が実に多様なのだ。

文化も同じ。フィリピン北部と南部では食べ物も異なるし、宗教だってキリスト教とイスラム教が混在している。


39万人を超える外国籍の0-18歳が暮らす日本。移民背景を「課題」ととらえるか「色彩」ととらえるか、未来を戦略的に彩ることで、もっと多くの人が幸せを感じられる未来はつくれる。

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