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制度の狭間で苦しむ方々への支援策を

三鷹市議会議員の山田さとみでございます。

三鷹市民の皆様から負託を賜り、三鷹市議会議員としての任期が3年経ちました。沢山のご相談をお寄せいただき、ご相談者が抱えていらっしゃる問題と真摯に向き合い、解決に向けて調査・研究し、行政と交渉し、この繰り返しで無我夢中で精一杯努めてきた3年でしたが、残る任期はあと1年となりました。市民からのご相談が益々増えており、一つひとつ、解決に向けて動いております。共通しているのは、制度のゆがみによってその狭間で苦しんでいる方々です。その中には、コロナ禍で浮き彫りになった課題、コロナによって進んだオンライン化・デジタル化によってもう少し頑張れば解決出来そうな課題、コロナ禍で進んだIT化に制度がついてきていない課題等も含まれています。ご相談者は、市内保育園・幼稚園・小・中学生の保護者や関係者、障がい者・障がい児の保護者や関係者、シニアの方、地域でご活躍されていらっしゃる方等幅広く、残る任期も市民の皆様からの負託に応えられるよう、しっかりと努めて参ります。

4月29日には、都民ファーストの会 代表 荒木ちはる都議、森愛都議、そして山田正興東京都産婦人科医会会長と共に新宿伊勢丹の女性ライフクリニック新宿の医院長でいらっしゃる東京都産婦人科医会副会長の対馬ルリ子先生を訪ね、クリニックを視察をさせて頂きました。

新宿クリニック (w-wellness.com)

令和4年第1回三鷹市議会定例会の一般質問にて、都民ファーストの会東京都議団が実現した、中高生等の思春期特有の健康上の悩みや妊娠を考える男女のプレコンセプションケアなどに対応する「東京ユースヘルスケア推進事業」(妊娠適齢期や婦人科疾患、更年期障害等に関する相談支援、健康教育、普及啓発を行う区市町村に対して10/10で支援するもの)を三鷹市において実施すべきと提言しましたが、視察の中で、この事業は産婦人科医の先生とご相談しながら政策提言したものであると伺いました。私自身、20歳の頃に婦人科疾患を患いましたが、婦人科疾患であると気づく前に様々な兆候があったにも関わらず、婦人科疾患の兆候であると分からないまま放置してしまった結果、手術する状態にまで至ってしまいました。もっと早く知っていれば、もっと気軽に婦人科医にアクセス出来ていれば、苦しみも軽減していただろうと思います。こんな思いを若い世代の皆様には味わって欲しくないという思いで、三鷹市においても相談事業を実施すべきであると提言しました。

以下三鷹市議会での質問の内容です↓

【三鷹市議会】令和4年第1回定例会にて一般質問をしました。テーマは、ダブルケア、8050 問題、ヤングケアラー等、市民の複雑化・複合化した支援ニーズについて 、生理に係る健康管理・理解促進施策についてで|山田さとみ 三鷹市議会議員|note

荒木ちはる都議もこの政策について書いていますので、是非ご参考になさって下さい↓

東京都版ユースクリニックー思春期〜更年期ー相談事業 - 荒木ちはる(アラキチハル) | 選挙ドットコム (go2senkyo.com)

クリニックの視察の後、対馬ルリ子先生が連携していらっしゃる、一般社団法人Colabo の仁藤夢乃さんから、様々に搾取されている少女たちを巡る状況についてヒアリングをさせて頂きました。また、活動を支援されている弁護士さんからもお話を伺う事が出来ました。

一般社団法人Colaboさんのホームページ↓

一般社団法人Colabo(コラボ) – 一般社団法人Colabo(コラボ)は「若者(女子高校生)と社会をつなぐきっかけの場づくり」事業を展開し、少女たちの自立支援を行っています! (colabo-official.net)

仁藤代表からのヒアリングから、そもそも問題としてあったが、特にコロナ禍において問題が深刻化している。もしくは表面化していると感じました。アルバイトが減っている、外出自粛をすれば、虐待をする親との時間が長くなる状況において、虐待を受けている、知的障がいがある、家に居られない少女を悪用し、搾取する大人たちの構造について伺いましたが、あまりに深刻な状況を伺い、この数日間うまくアウトプットする事が叶いませんでした。お話の中で、東京都や基礎自治体が出来る事はあると考えましたし、スピード感を持って取り組むべきであると考えますが、やはり国でしっかりと支えて頂きたいと切に感じました。

仁藤代表の取材記事です↓

コロナ禍で安全にステイホームできない女性たち 仁藤夢乃さんに聞く | NHK

Colabo の仁藤代表が「こういった状況にいる若者を社会は「非行」と呼ぶ」とおっしゃっていたのが印象的でした。そうであるならば、社会は、当事者の困りごと、抱えている問題に蓋をしてしまって、見えないようにしてしまっていると感じました。家に居場所が無く、街で生きている若者に、自らの意思で人生を生きてもらう選択肢を提供するために、しっかりと支援に繋がってもらう事が大切であると考えました。食べるもの、着るもの、寝るところを求めて手を伸ばした先が、搾取する大人でなくて自ら歩む未来に続く支援であるようにすべきで、そのために私たちは何が出来るのか。まずはこじれた縦割り行政を打破し、あるものを使えるようにすること。その先には、一人ひとりがあらゆる選択肢の中から自分の進みたい未来につながる事。そこには安心・安全が確保されていること。こんな未来を迅速に用意出来ればと考えました。

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