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調布市で発生した道路の陥没について(2)三鷹市より情報提供がありました。

三鷹市議会議員の山田さとみでございます。

三鷹市より、調布市で発生した道路の陥没について情報提供を受けましたのでご報告致します。

主には外郭環状道路の工事をしているNEXCO東日本の「東京外かく環状(関越~東名)工事現場付近での地表面陥没について」の【第1報】~【第3報)に基づく情報提供でした。

特に【第3報】には写真や図を用いて、詳しい説明がありますので是非ご覧ください。

けが人がいらっしゃらなくて本当に良かったです。

さて、説明を受け、三鷹市として今後、どのような対策を打っておくのが適切か、現時点での情報に基づき私は以下の通り考えています。

シールドマシンは今はストップしていますが、あと500メートル程で三鷹市内に到達するそうです。今回の陥没による中断が無ければ年内に市内に到達する予定でした。(本来ならば1日30メートル進む能力のあるシールドマシンですが、安全第一で1日10メートルのペースで掘り進めているそうです。)

以下の通り、【第3報】の資料に自治体の区切り(目安だと思って下さい)をつけて、自治体名を付け足してみましたのでご覧ください。

今回の調布市(水色の文字)における陥没の理由は現在調査中ですが、陥没箇所の表面部分の地質は「沖積層」(ちゅうせきそう・図中の右の「凡例」の青色・もともと河川などであったところによく見られる地質)の上に「盛り土」がされている地質であるということです。ほかの地質(例えば関東ローム層)と比較すると、柔らかいものであるとのことです。

この資料に掲載されている範囲の三鷹市の地質では、「沖積層」より硬い地質(関東ローム層)がほとんどを占めているとのことですが、一部では、「沖積層」に該当している箇所もあり、そのような箇所に関しては、今後工事を進めるにあたって特に慎重な対応が必要であると考えます。

例えば、三鷹市内の「沖積層」に該当する箇所の工事を進めるにあたっては、地下に空洞部分が無いかなど事前の確認を丁寧に実施することに加えて、シールドマシンによる工事後にも、道路のゆがみ・へこみが無いかしっかりと調査し、異変があれば迅速に対応して頂けるよう、国に申し入れるべきと考えます。

道路の浅い陥没(例えば50㎝未満)は実はシールドマシンを用いた大規模な工事に関係なく日常的に数多く生じており、早め早めに道路の異常を発見して補修等の対応を行うことも必要です。

さらに詳細な分析は、今回の陥没に関する専門家の意見を待ちたいと思いますが、様々なリスクを想定をしておきながら万全の備えをしておかなければなりません。

続報はこちらです。




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