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【三鷹市】死亡に関連する市役所での手続きにおけるワンストップ窓口である「おくやみ窓口」を視察しました

三鷹市議会議員の山田さとみでございます。

 今月から開設されている、市役所での「死亡」に関わる手続きを一回で、一ヶ所で行うワンストップ窓口である、「おくやみ窓口」を視察しました。

お悔やみ窓口は予約制で、2週間後の予約となります。その間に、庁内で職員があらかじめ必要な手続きを調べ、「手続きもれ」や「必要書類の不足」によるご遺族の複数回の来庁を防ぎます。
 更に、これまでご遺族が手書きで記入していた申請書類について、市役所の方で必要情報を予め印字してご用意しておく事で、ご遺族が書類を書く手間を省けます。また、予約日までの間に、ご遺族が用意しておく書類などがあれば市役所からご遺族にご連絡をして、お手続き当日に一度に手続きを完了する事が出来るようにしています。

また、市の職員が、必要なお手続きをお調べし、郵送のみで手続き可能であった場合は、「行かなくてよい窓口サービス」として、郵送による手続き方法を案内してくださるとの事です。
可能な方には郵送のみで完結出来る様にご案内している自治体は現時点で少ないと伺いました。

おくやみ窓口の入り口
「おくやみ窓口」の中の様子

 おくやみ窓口の中の様子は、大切な方を失ったご遺族に寄り添う配慮をされていました。プライバシーに配慮したパーテーションや、カーペットを温かみのあるピンク色にしたり、イスも無機質にならないような配慮や、イスの音が鳴らないような配慮、「おくやみハンドブック」とコーディネートした優しい配色など、随所にご遺族の気持ちに寄り添うような配慮を感じました。

 三鷹市が作成した「おくやみハンドブック」は、死亡に伴う市役所内外の手続きを網羅したものです。

開くと、中央の雲のデザインがハートになっています。三鷹市の木であるいちょうも描かれています。三鷹市の若手の職員の方の優しい想いのこもった冊子となっています。
ページの中は三鷹市の「水」と「緑」がイメージされています
大切な方を亡くされた方へのサポート情報も掲載されています

 おくやみ窓口の開設にあたり、担当職員は全員『グリーフケア研修』をされていて、ご遺族の心の状態を理解して寄り添い、サポートしていける窓口サービスを心がけているとの事です。

 「おくやみ窓口」に関しましては、詳しくは三鷹市のホームページをご確認下さい。

 また、ご自宅のパソコンやスマートフォン等からホームページ上の簡単な質問に答えることで、死亡に関連する必要な手続きを案内する事ができる「おくやみ手続きナビ」サービスもご利用いただけます。

設問への回答に合わせた結果が画面に出てきます
結果の各項目をクリックすると詳しい情報が表示されます

 詳しくは三鷹市のホームページをご確認下さい。

 今年17回忌を迎えますが、実父が亡くなった時は家族中が喪失感と、これからどうしようかという気持ちと、様々な手続き等に飲み込まれ、心も身体も追いつかなくて、気を張っていないと涙が止まらない時期を過ごしました。
 今月から始まった「おくやみ窓口」ですが、グリーフケア研修を受けた市役所の職員が、必要な手続きを手厚くサポートしてくれる取り組みは、ご家族にとって心強いものであると思います。また、実際にそうである事を願います。

 必要な方にこの情報が届きましたら幸いです。
 お気づきの点があればお声をお寄せ下さい。

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