見出し画像

なぜに小さじスプーン。

これは、絶賛生理中の女の心の叫びである。
だから、これくらいは許してやって欲しい。

私は絶賛生理中。
数時間前になったばっかりの死にそうにお腹の痛い状態だ。
手元にあった薬は効かない。
彼氏が薬局によく効く薬を買いに行ってくれたが既にしまっていた。
お腹は涙が出るほど痛い。
というか、痛すぎて涙が出てきた。
腰も痛いし、お腹も痛いし、体もだるい。
何度もトイレに駆け込むほど別の意味でお腹の調子も悪い。

彼はとても優しく、私の頼んだココアを作ってくれた。
しかし、小さじスプーンで持ってきた。
普通の小さいスプーンは一つしかないのだが、それは彼氏がアイスを食べるために使っていた。

「大きなスプーンより小さい方がいいかなと思って」

と彼氏は言う。
私は、

「ココアを持ってきてくれたのはすごくありがたいんだけど、私は普通のスプーンがよかったな」

すると彼は“でもさ”とか“俺だって悪気があってやったわけじゃない”と言う。

それはわかっている。
ただ、私はどうしてもやだったのだ。
普段だったら許せたのかもしれない。
けれど、生理のこの状況でそれは許せなかった。
何よりも許せないのは
“次から気をつけるね”と言って欲しいだけなのにそれを言わず言い訳をし、“俺忘れっぽいから次も忘れちゃうかも”という。

いや、気をつけろ。
そう言いたい。

これは、絶賛生理中の女の心の叫びである。
だから、ここに書いたことは許してやって欲しい。

いつも彼には本当に感謝してます。
いつもありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?