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香りが呼び覚ましてくれる季節の記憶

西日本最高峰の石鎚山はこれから11月にかけて紅葉が美しい季節です。このシーズンはたくさんの登山客でにぎわいます。イラストを描いた母も私も何度か足を運びました。登り切った頂上での何とも言えないすがすがしさは心地よい記憶です。今日も90代と60代の親子二人三脚ブログご覧ください。香りが呼び覚ましてくれる季節の記憶は金木犀のお話です。

タワー撮影横向き

親子ブログを始めて母の絵心に娘ながらビックリしています。テーマを伝えるとわずか数分間で仕上げてきます。今もリビングから「描けたよ」と言う声が聞こえてきました。90歳とは思えない感覚です。今日も母の俳句をご紹介します。

ばあばの俳句タイトル 001 (2)

錦秋を見上げ見下ろす露天風呂

松山市の郊外には紅葉が錦絵のように美しいスポットがいくつかあります。この句は道後温泉から10分くらいの場所にあるホテルの露天風呂で詠んだそうです。春夏秋冬の借景は見事で秋の美しさは格別です。

きれいなインポート仕上げ

【毎日がバトル:山田家の女たち】

伊予弁丸出しの母と娘の面白トークです。今日のテーマは・・・

【ご機嫌な日の母は乙女?!】

今日は朝から母がおめかしをしています。
顔を合わせるや否や「ちょっと、写真撮っといてー
今日のコーディネイトは上手くいったんよ。この組み合わせよかろー」と 母。

この日のインナーは、オレンジを基調にグリーンとブルーを使ったアート系のTシャツです。パンツは生成りっぽいクリーム色で、今どきの黒のパーカーを羽織っていました。

おしゃれの決め手はインナーに合わせたオレンジ色のベレー帽です。

難しい色をバランスよく組み合わせて、お見事なコーデです。

「お母さんいいねー、その組み合わせ、バッチリ!」と私
「これなら文句なかろう。これは写真に撮っとかないかんねー」と母は
玄関で私のスマホの準備を待っています。
     
「じゃー、お母さん笑顔でね~」と言うと
Vサインしとこわい」と言って満面の笑顔にかわいくVサインです。

あまりのチャーミングさに「じゃあ、もっと笑顔でオーバーアクション!」
と言うと、とびっきりの笑顔が返ってきました。

ご機嫌な日の母は、乙女の顔になっています。

幸子のチャンネルロゴ入り C

飾らない想いやアナウンサー時代の体験談、話し方のノウハウなどを書いています。

【香りが呼び覚ましてくれる季節の記憶】

家を出て、路地裏を歩いていると、何処からか芳しい香りがしてきました。心が癒されるような甘く優しい香りです。

その香りに包まれながら歩いていて、気づいたのです。
「あっ・・・金木犀の香りだ秋祭りの香り・・・」

そう思った瞬間、私の耳の奥で祭りばやしが聞こえてきました。
懐かしく、何だかメランコリックな気分です。

バス停までの道中、バスの時間が迫っているのに
私は、立ち止まって金木犀の花を探していました。

通り沿いの庭にも、塀の向こうにもかわいい小さなオレンジ色の花が
咲いています。

香りの記憶とは不可思議なものです。
金木犀の香りが、子供の頃の祭りの記憶を呼び覚ましてくれました。

おじいちゃんと宮出しに行った早朝の空気、家族で食べたちらし寿司の味、遠くに響く子ども神輿の鈴の音、私は思わず目を閉じて、金木犀の香りをゆっくりと吸い込んでいました。

「今年は、コロナ禍で残念なお祭りになったけれど、来年はにぎやかに行われるといいなあの頃みたいに・・・」と願いつつ、幸せな気持ちでバスに乗り込みました。

金木犀の香りに癒される祭りの季節もあとわずかです。

今日も「やまだのよもだブログ」見ていただいてありがとうございました。明日も更新します。

山田家の人々A






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