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分かりやすさは思いやり
「やまだのよもだブログ」へようこそ。”よもだ”と言うのは伊予の方言です。いいかげんとか無責任、とぼける、へそ曲がりなどの意味があります。「いっつも、よもだを言われんよ」などと使います。
雑誌広告批評の主催者だったコラムニストの天野勇吉さんはよもだは愛媛県の松山人の気質をよく表した方言だとおっしゃっていました。「反骨精神をおとぼけのオブラートで包んだような気質」だと。言いにくい事でもユーモアのセンスをもって笑いに変えて言ってのけるなんて、素敵だと思いませんか。
私もふるさと松山で「よもだの精神」をもって生きたいとブログのタイトルにしました。
このブログは90歳の母のイラストと俳句・方言だらけの親子の会話・話し方のノウハウなどを綴っている「親子ブログ」です。心に響くものがあったらうれしいです。
【ばあばの俳句】
留守番や玻璃超しに見る秋の蝶
お天気がいい日の昼下がりに、母が一人でお留守番をしていました。リビングの窓から外を眺めていると秋の蝶を見つけます。蝶の姿を追っていて一人でいる寂しさを感じることが無かった、そんな情景を詠んだ句です。
母は、トップ画面に使う正岡子規さんのイラストを描きながら、病の床からも句を読み続けた子規さんに想いを馳せたそうです。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《知的な?バトルが始まりました》
山田家の女たちの間ではブログの効果なのでしょうか、食事が美味しい、マズイの食べ物のバトルが少なくなりました。
私が作る料理に何かしら文句を言っていた母が最近は
「美味しいね、ありがとう」と感謝の言葉を伝える事が多くなったのです。
代わりにイラストや俳句に関するバトルが始まりました。
「あんた、私の俳句を難しいじゃの、伝わらんじゃの言うて、何年やっとると思とんぞね」と母
「そんなつもりは無いんじゃけど、俳句をしない人にもわかりやすい句がええ言よんよ」と私
「ほしたら、この句はどうぞね」と母
「難しすぎるんよー」と私
「あんたが考えたらええんじゃない、めんどくさい」と母
「何よもだいよんぞね、お母さんとは感性が違うんじゃけんね」と私
こんな感じでやりあいながら、母の俳句が生まれています。
娘の私につべこべ言われてもよもだ言わずに放り投げない母の強さ
素晴らしいと思ってみています。
【幸子のチャンネル】
《分かりやすさは思いやり》
会話の時の言葉の使い方に悩んだことはないですか。
難しい言葉をフルに使って話をしている人は知的だと感じたりしますが
それは独りよがりの話し方です。
本当のところは伝えたい内容が相手にしっかり伝わっていない場合が多いんです。
共通の認識がある専門分野の人たちと話をする時は別ですが
不特定多数の人と会話する時は、出来るだけ分かりやすい言葉を使うのがいいと思います。
子どもにお年寄りも理解できる言葉で話すんです。
テレビ番組は小学校の5年生でもわかるように制作しています。
分かりにくい言葉や事柄が出てきたら説明を加えて、視聴者が置いてきぼりにならないように、かみ砕いて伝えています。
難しい言葉で話す人と平易な言葉で話す人、どちらと話がしたいですか?
分かりやすい言葉で話してくれる人の方が気楽に話せますよね。
会話の時は難しい言葉はやめて、分かりやすい言葉で話しましょう。
誰もが分かる言葉で話すことは相手に対する思いやり、やさしさです。
そうするとまた、あの人と話したいと思われるんです。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。明日も更新します。
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