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山形大学将棋部2024上半期総括
ご無沙汰しております。広報担当です。
梅雨明けが待ち遠しい今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?これから暑くなる一方ですが、お身体に気をつけてお過ごしください。それでは早速、濃密な半年間だった2024年上半期を振り返りたいと思います。
1月
・オール学生個人戦で、山大のマブダチである金沢大の蛯澤くんが優勝。樋口は山形の荒井少年にしばかれて予選敗退。鳩森神社で1年の活躍を願った。
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・新入生勧誘ブログを公開したところ、山口大学がほとんど同じ内容のものを投稿してきた。山形は一時騒然としていた。
2月
・山大将棋部御用達の「いろはにほへと」で追いコンが開催された。将棋部にしては珍しくストレートで卒業された叶内先輩には、清水市代先生の扇子が贈呈された。
3月
・大阪で行われた学生選手権に5名が参加した。団体戦の結果は以下の通りである。
1回戦 名古屋大学A ○4-1
2回戦 立命館大学C ●2-3
3回戦 東京大学C ○5-0
4回戦 徳島大学 ●2-3
5回戦 立命館大学B ○4-1
→勝点3、勝数17、ポイント162で、10位入賞。
主将蜂谷がいつも通りに寝坊したが、1回戦は王座戦代表の名古屋大学戦を4-1で無事に乗り切った。
2回戦は立命館大学戦。真っ向勝負では勝てそうにもないので、
①先手を愛し先手に愛された3人を奇数席に置き
②振り駒をさせてもらい
③奇数先を出す
という神作戦で少しでもチャンスを増やして挑むことにした。大変恐縮ながらも、吉瀬氏(立命館大のTwitterで「今立命1強いと評価されている」と紹介されていた)に振り駒をさせていただいた。この場を借りて感謝申し上げます。作戦通りに奇数先となり、チャンスもあったようだが、小野&那須のみ勝ちで、チームは惜しくも2-3負け。
3回戦の東京大学戦は、対局開始前に我々のメンバー表を見たお相手の方が「小野さんと蜂谷さんのチームだ!」と言っているのが我々の耳に届いてしまい、全員に火がついてしまった結果、ストレート勝ち。
迎えた4回戦の徳島大学戦では、エース小野が「俺を一番上に置いてあとは全部獲るしかない」と聞き覚えしかないセリフを言い出し、チームも勢いが出てきたかと思われたが2-3負け。プレーオフ進出を目指していただけに悔しい結果となってしまった。
5回戦は、立命館大の若いチームに4-1勝ち。立命館大は4チームも出ており、層の厚さを改めて感じさせられた。
地方大の中では金沢大が3チーム出ていた。大阪⇔金沢が割と近いとはいえ、実力はもちろん、やる気ある人が15人もいるのは本当に凄い。仮に仙台開催だったとしても、我々は2チーム目を出せるか怪しいラインではないだろうか?
個人戦は、全員が予選通過。小野のベスト32が最高成績だった。最後は将棋会館(2日目進出)が目の前に散らつき、勝ちを逃してしまったらしい。
その夜は東北大の島ちゃん(島田さん)&笹原くんと一緒に牛角へ向かった。島ちゃんは春から関西方面で勤務とのことで、エールの交換が厳かに行われた。翌日、笹原くんは3位入賞。
↓結果の詳細はこちらをご覧ください。
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・新入生を迎えるにあたって、部室の掃除をした。以前に比べれば綺麗になったと思いたい。6月現在、大学側が廃品回収に協力してくれるとのことで、ますます美化が進む部室から目が離せない。
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・多賀城市長杯で、蜂谷が3位、堀川が4位。優勝者に与えられる人間将棋の駒武者の権利は、日程などの都合により、堀川がその権利を獲得した。
・東北オール学生団体戦で、出原一門(蜂谷、小野)が優勝、西岡一門(堀川)が3位、山大工学部(谷澤、吉田、金澤)が5位、チーム会津(樋口、青木)が7位。
個人戦は、4-1で4人が並ぶ混戦だったが、点数差で蜂谷は入賞ならず。まさかの全敗に終わってしまった秋田大のエース高阿田氏が激しく責め立てられており、非常に可哀想だった。
そしてこの大会をもって、我らが菊池理事長が1年間の任期を終えた。
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・アマ名人戦山形県予選で、小野が優勝。悲願の2連覇を果たした。9月の全国大会が楽しみである。
4月
・奥山😸、河野🐔をはじめ、今年も愉快な新入生たちが入部してくれた。
またキャンパス移動に伴い、米沢の工学部将棋部も盛んに活動するようになった。吉田先輩には那須を5倍強くしていただきたい。
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・支部対抗戦東日本大会で、仙台泉中央支部(おおぞら氏、蜂谷、わたけん氏)が準優勝。念願の四段を獲得。
那須率いる天童支部Bは1-2で予選敗退。支部名人戦に出場した樋口も1-2で惜しくも予選敗退。帰り際には埼玉の遠藤正樹氏から山大に熱烈なエールをいただいたそうだ。
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・人間将棋で、堀川が2二角の駒武者を担当。
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・アマ竜王戦宮城県予選で、蜂谷がベスト4。
5月
・上半期の山場、春大会。去年の秋大会は東北大に1-6で完敗し、悔しさすらも感じない結果であった。それから半年間、私達より真摯に将棋に向き合ってきた将棋部はそう多くないでしょう(主将の言葉を引用)。
東北大は層の厚かった4年生軍団が卒業されたり、FA権を行使して他大学に進む者がいたりする一方、山大には奥山&河野という期待の一年生が入学した。今年こそは春秋連覇を達成しようと強く意気込んで臨んだ。
初戦は弘前大学戦。1年奥山が相手の主力に獲られてしまい大学デビューに失敗したが、他はしっかり勝って4-1勝ち。「最近の弘前大には勝っても3-2や4-3だったのでホッとした」と誰かがこぼしていた。
山形大ー弘前大
●奥山ー工藤
○小野ー三浦
○蜂谷ー有働
○樋口ー森
○堀川ー阿部
1日目の夜はゲンを担いで、サイゼリヤで翌日のオーダー会議を行った。すぐに2択までは絞ったもののなかなか腹が決まらず、3時間に及ぶ話し合いの末、最終決定は翌日に持ち越すことになった。あとで聞いた話によれば、東北大は20分ほどで決まったらしい。東北大の松本新主将は姉譲りの楽観派である。
2回戦は連合チーム戦。少子高齢化や人口減少の影響だろうか、東北地区の団体戦はわずか3校のみの参加が続いており、少し寂しくなってしまっている。そこで発案されたのが連合チームである。非公式戦ではあったが、谷澤、松本、金澤が相次いで敗れて2-3負け。
山形大ー連合チーム
●金澤ー櫻庭 (弘前学院大)
●谷澤ー高阿田(秋田大)
●松本ー細川 (宮城教育大)
○蜂谷ー小檜山(宮城大)
○河野ー窪田 (秋田大)
昼を食べながらの最後の話し合いの結果、山大の裏芸「ナス切り」を決行することになった。対局開始の15分ほど前のことであった。
そして3回戦は東北大学戦。山大Twitterで偉大なる吉田先輩が実況してくださったので、詳しくはそちらを見ていただけると良いと思う。
蜂谷負け、堀川勝ち、樋口負け、奥山勝ちで2-2。命運が託されたエース対決の小野笹原戦は、最終盤で笹原玉に詰みがあったようだが、気づくことができず2-3負け。
山形大ー東北大
○奥山ー立本
●小野ー笹原
●蜂谷ー木村
●樋口ー松本
○堀川ー久保
春2連覇は目前だったが、こちらの上3人が相手の上3人に綺麗にやられてしまうという何とも悔しい結果になってしまった。おのD先輩、ケンドー先輩、布施先輩をはじめ、多くの方に応援していただいたが、期待に応えられず申し訳ない気持ちでいっぱいである。
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個人戦は、樋口が準優勝で、学生名人戦の出場権を獲得。トーナメント初戦から、小野、奥山、蜂谷と身内を次々になぎ倒しており面白かった。
蜂谷&河野がベスト8、B級で1年小野寺(2代目おのD)が3位。4年谷澤は実に2年半ぶりの予選通過でお祭り騒ぎだった。
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・山形県選手権に金澤が置賜地区代表で参戦した。県大会はこれが初出場。「1勝もできなかったら坊主にする」と決死の覚悟で臨んだが、残念ながら0-2で予選敗退。しかし今もなお坊主にはしていない。坊主頭のネカフェ店員も悪くないと思う。(その前にゴミ屋敷をどうにかしてほしいところではあるが...)
※金澤家のゴミ屋敷の写真は、検閲によって削除されました。
・アマ竜王戦山形県予選に小野、樋口、金澤、奥山が参戦した。振り飛車党の小野だが、何を血迷ったのだろうか、中川アマ七段を相手に矢倉で挑んだらしい。
6月
・山形県最強戦で、小野が4位。東北六県大会の代表をあと一歩で逃してしまった。
・日本棋院で行われた学生名人戦に樋口が出場した。ちなみに山大から学生名人戦に出るのは2018年のケンドー先輩以来、実に6年ぶりである。1回戦で岡山大の畠山氏(今大会4位)に敗れ、その後は金沢大の連中と戯れていたらしい。
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・盛岡で行われた新人十傑戦に8+1名が参加した。
十傑戦で、蜂谷が優勝、堀川が3位。
新人戦で、河野が2位、青木が真ん中賞(18人中9位)。
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尾崎理事長のアイデアにより、今年は図書カードだけでなく、ハンディファン、タンブラー、某有名ファストフード店の商品券など、バラエティ豊かな賞品が用意されていた。
1日目の夜に開催されたわんこそば大会には、山大9名(うち観戦3名)、東北大13名が参加した。大本命の木村わんこそば王(去年159杯)が不在の中、優勝は東北大の松本主将で161杯。あっさりと山大レコードを破られてしまった。東北大の平均が129.8杯、山大の平均が118杯で、山大トップは1年風間で135杯。今年は参加した全員が100杯以上で、去年とは比べ物にならないハイレベルな戦いだった。
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深夜のラウンドワンで行われたカラオケ大会では、那須が「世界に一つだけの花」、青木が「家族になろうよ」で美声を響かせていた。数ヶ月後に行われる主将選挙に向けて、自己アピールに余念がない。
・天童で開催された全国アマ竜王戦を複数名が現地で観戦した。
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上半期まとめ&下半期抱負
去年の秋に続いて、2大会連続で全国出場を逃してしまった。このままでは(勝手にライバル視している)金沢大や静岡大に差をつけられる一方であり、山形大学の存在は全国から忘れ去られてしまうだろう。
苦しい時間が続いているが、今年の夏も、としま杯、蔵王合宿、オール学生(団体)、東日本大会と立て続けにやってくる。ここで波に乗って秋以降に繋げたい。
そして秋はいよいよ待ちに待った7人制である。秋大会でしっかり勝てるように、全国の舞台で大暴れできるように、日々精進していきたい。
以上です。お付き合いありがとうございました。
今後とも応援のほどよろしくお願いします。
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