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ところで「ヒモ男」は絶対悪なのか?

けっこう前の話ではありますけど、
とある女性向け恋愛系WEBメディアが、

「こんな男に要注意!
ヒモ男になりそうな
男性の特徴と見極めるポイント」

…なるタイトルの記事を配信しておりました。
冒頭には、

<ヒモ男とは、簡単に言うと女性にお金を貢がせる男です。女性からすれば「ヒモ男がタイプ」なんて人はいないはずですし、男性は何もしてくれないのに自分が貢ぐなんてもってのほかでしょう。>

…と、「ヒモ男」を全否定する攻撃的な文言が!

ちなみに、「ヒモ男」

「紐(ひも)」

…は、ネットで調べてみると、

「古くから男女関係における象徴的な表現として使われており、女性に恋人や夫がいることを『ヒモ付き』と言うことから、『女性に働かせ貢がせる男性』を『ヒモ(男)』と呼ぶようになったというのが、語源としては、もっとも有力である」

…みたいなことが書いてありました。

とりあえずは、↑の記事中にあった
その「特徴」「見極めるポイント」
…ってヤツを、以下に記しておきましょう。

【ヒモ男になりそうな男性の特徴】
・働いていない
・自分に(分不相応な?)自信を持っている

【付き合う前にヒモ男を見極めるポイント】
・口ばかりで行動に移さない
・甘えて誤魔化そうとする

まず、「働いていない」って…

「そのまんまやん!」

…と思いました(笑)。

あと、「口ばかりで行動に移さない男性」
「甘えて誤魔化そうとする男性」なんて…

「ヒモ男じゃなくても最低やん!」

…とも思いました。

そもそも「ヒモ男」ってえのは、本当に

「付き合ったらアウト」

…な男性なのでしょうか? そこまで

「絶対悪」

なのか…?

以前、「プロのヒモ男」として当時メディアにも
しばしば登場していた某男性に、
ぼくは一度、取材したことがあります。

その彼は「プロフェッショナルの条件」として…
うろおぼえですけど、

・極力存在感を消すようにする
・相手の仕事・外出時の送り迎えは欠かさない
・家事はできるかぎり、自分が担当する
・相手の愚痴はとことんまで聞き、一切反論はしない
・相手の性的要求はすべて受け入れる
・相手の経済事情を考慮して
    無理な出資(?)は望まない
・相手が「別れ」を切り出したら、潔く去る

…などを挙げていました…たしか。

たとえば

「日々仕事をバリバリこなし
彼氏を見つけるヒマもない」

…みたいな、一部の女性からすれば…
こうまで徹底したプロ意識を持つ「ヒモ男」
案外ありがたい存在なのではないでしょうか。
ましてや、

「男女平等」
「多様性」

…が声を大に叫ばれている時代です。

「女性は何も
してくれないのに
自分が貢ぐなんて
もってのほかでしょう!」

…といった考えを持つ男性が出てきても
決しておかしくはないし、
「さっしー」こと指原莉乃さんのように

「お金は自分が稼ぐから、
仕事はしなくていいから、
ずっと家にいてくれる男がいい」

…と「ヒモ男の肯定」を公言する女性も、
確実に増えつつある…はず???

「主夫」

…というワードが社会的に認知
されはじめてきた昨今、

「稼ぎのない男性」

…を「ヒモ男」の一言で括り、
頭ごなしに拒絶するのではなく、
家事は一切受け持ってくれる

「いいヒモ男」

…と、自分が散らかした物の後片付けすらせず、
毎日妻や彼女の財布から1万円札を抜いては、
開店前からパチンコ屋整理券を持って並んでいる

「ダメなヒモ男」

…に分類する発想も必要になってくる…
のかもしれません。


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