多腕の人外について考える
毎月18日は多腕の日です!
…昨日決まったようです!
というわけで、何か一枚でっち上げられないか、と思って描いたのがコレ。
自分のオリキャラに多腕のキャラがいなかったため、「腕を増やそうと思ったら増やせるキャラ」としてこのキャラを描いた。
なんだけど、最初から多腕動物としてデザインされたオリキャラがいてもいいな、とも思って、少し考えを巡らせてみる。
自分は精霊とかリビングアーマーとか、「そういう存在なんです」としか説明のしようがない「魔法生物」が好きなんだけど、それはそれとして動物的な理屈のある人外も好きだ。
ということで動物的なアプローチで多腕の人外を考えてみる。
以前、↑このようなマンガを描いたことがあった。
我々ホモ・サピエンスを含め、哺乳類や爬虫類や両生類や鳥類は四肢動物であり、基本的に四肢を持っている。
鳥類の羽は前足が進化したものだし、例外はヘビのように「減った」生き物のみ。手足が5本や6本に「増えた」四肢動物はいない。
我々四肢動物の共通の祖先は…えーと…デボン紀(4億800万年前~3億6000万年前)に、それまで水生生物だった連中が陸上進出しようとした際に誕生したらしい。
そしてその際の進化も、元々は胸ビレや腹ビレだった部分が四肢に進化したはずで、全くの無から手足が生えてきたわけではないはず…。
うーむ、思考が迷子になってきたぞ。
魔法的な力の介在なしに手足が6本や8本になることはあるのかな。
イカやタコ、昆虫などが収斂進化(近縁ではない生物が、似通った姿や機能を持った生物に進化すること)で人型になった、とか言ってしまった方が“らしい”気もする…。
一応現実にも多肢症というものがあって、手足が5本以上ある四肢動物は実在する。とはいえ、wikipediaでは「先天性の形状異常」と紹介されており、あんまり機能的に動かせるわけではないようだ。
「ヒレが6枚ある魚がいて、そいつが陸上進出したから手足が6本になったのだ!」
ということにすると、今の四肢動物と丸々競合する六肢動物という大きな動物グループが誕生してしまうのではないか。
それはそれで…面白そう?
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