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デュエパ始めさせるコラム4「龍装者 ジスタジオ」


8/15000 自然 ドラゴンギルド/グランセクト
ガードマン
T・ブレイカー
自分のパワー12000以上のクリーチャーは、バトルに負けた時以外、離れない。
龍装者 ジスタジオ

あらゆるロック要員を護る最強のガードマン

パワー12000以上のクリーチャーに強力な除去体制を付与します。あらゆる自然絡みのデッキで必須級の強さを誇る一枚です。

このカードの主な使い方は、モアイランドギャイアのようなロック要員を、相手の除去から守ることです。呪文やクリーチャーなど、封じきれなかった反対側のカードで対処されることを防ぎます。
また、マンハッタンの心絵のような防ぎにくいカードにも対応できます。

呪文ロックにもクリーチャーロックにも対応できるが、ジスタジオの前には膝をつく。

もちろん、九十九語などでいっぺんに並べてしまうのも強力ですが、このカードの真価は先出しに裏目が少ないことです。

ジスタジオ自体のパワーも15000あるので、自身の効果で除去耐性を得ています。これにより、そもそも先出しのジスタジオが除去できず、以後ロック要員が次々に並んでしまいます。

このように、単体で置かれるだけでも、以後の展開を大きく有利にします。ロック勝ちのお供にぜひ添えてください。

逆に言えば、ジスタジオだけで簡単に独走を許さないために、テンポよくジスタジオを倒せるカードを構築段階から用意しておくことが重要になるわけです。

その手段はかなり限られていますが、いくつかをここで紹介しましょう。

封印する

一番手取り早いのは、封印することです。
これが出来るのは闇か火だけです。
自分が使うならデッキには必ず入れておきたいですし、相手に自然デッキがいるのなら、「封印でジスタジオに対処できる」ことを主張点として優位に立ち回ってみましょう。

コマンドを出されると解除されてしまいますので、確実性に難点があります。

パワーをマイナスする

パワーマイナスも有用な手段です。これも闇の得意分野ですね。
まずシンプルに、-15000以上の修正を与えることが出来れば、それだけで破壊できます。

もしそれが出来なくとも、パワー12000未満に下げてしまえば、他のカードで破壊出来るようになります。
ダークネスの-4000モードでちょうど11000になるのは覚えておきましょう

バトルで勝つ

ジスタジオの効果にある基本的な唯一の抜け穴が、バトルに勝つことです。
とはいえ15000のパワー相手に勝つのは容易ではありません。
使う文明によって、バトルを仕掛ける方法も変わります。

マッハファイター

自然文明ならこれになるでしょう。
とは言え、マッハファイターならジスタジオを倒せると言っても、生半可なことではありません。
カツキングからドギラゴン剣になってもパワーで勝てないくらい強大なのが15000の壁なのです。

ACE-Yamataはマナ加速のカードとして気兼ねなくデッキに入れられて、さらにジスタジオを上から取れる16000のマッハファイターです。
お守りとしては十分すぎる性能でしょう。

タップキル

光か水ならこれでしょう。
とは言え、プラスでパワーで勝るクリーチャーが必要な時点で、もうテンポよく対処出来ているとは言い難いのが実情です。

自分でタップだけしておいて、他プレイヤーに直接の処理は任せてしまうなんて芸当も、デュエパならではの光景です。
「必ずしも自分が頑張らなくてもいい」というのは、今回に限らず、デュエパでタップ効果が普段より少し使いやすくなっているポイントです。

効果を失わせる

光と、無色のカードでも使える対抗策です。
他の方法との差別化点は、唯一ジスタジオの着地に先立って封じることが出来る点です。

同時に、複数人のジスタジオをまとめて封じることもできます。そのままアポカリプス・デイなどの大型のリセット呪文に繋いでしまいましょう。

ガジラビュートを強いる

シールドフォース剥がしても紋章で復活するやつ

かつて古の環境で猛威を振るったパーフェクトギャラクシー
その強力無比な除去耐性の支配力は凄まじく、このカードに対処するために人々はこぞってガジラビュートをデッキに入れていました。

シールドフォース直されても紋章でまた剥がすやつ

お世辞にも優れたスペックとは言えないカードでしたが、ギャラクシーの耐性を剥がせる確実性と、母なる紋章との相性の良さを見込まれて高い採用率を誇りました。

このように、強力な除去耐性を持つカードというのは、環境そのものを定義するほど大きな影響を及ぼします。そして、ジスタジオもまた、そのレベルのカードなのです。

「ジスタジオを倒せるか」

デッキに入れるカードに悩んだ時は、まずこれを基準に考えてみてください。

ヤマダ@アドバンテージのデュエマ担当