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デュエパ始めさせるコラム8「キング・シビレアシダケ学会」

デュエパのキング・シビレアシダケは、ヤバい。

初手6枚+先攻ドロー有りというデュエパでは、最速3ターン目に5マナ加速という偉業を達成します。
4ターン目にもマナチャージをすれば、なんと9マナに到達します。
手札はなくなってしまいますが、パートナーをいつでも召喚できるので全く困らりません。
デュエパのルールをすべて味方につけた、申し子のようなマナ加速です。

再現性

とはいえ、カードゲームである以上、もっとも重要なのは?
そう、再現性です。
このキング・シビレアシダケ王朝はどれほどの確率で建国されるのでしょうか?

まず、アシダケにはツインパクト版があります。
そして、呪文版の強欲の王国も。
39%の確率で、最速の5ブーストを成し遂げます。

そして、4マナにはなりますが同じ役割を果たせるフィオナの森
さらにディメゲ五郎丸運命の選択でサーチが可能。
これらを介した4ターン目始動を許容すれば、72%
十分に素晴らしい再現性と言えるのではないでしょうか。
(色事故の可能性を考慮していないので、実際はもう少し落ちます)
わずか7枚のスロットで実現できるので、もう少し普通のマナ加速の枚数を足しておいてもいいでしょう。
ジェットカスケードアタックのような強力な3コストドローも、大きな力になってくれます。

相性の良いパートナー

コスト9
通常のデュエマの世界においては、最も不遇と言われて久しいコストです。つまり、ガイアッシュの恩恵を受けられない、最も大きなコストだからですね。

しかし、デュエパでは違います。
キング・シビレアシダケの能力で届く、もっとも大きなコストが9です。
9コストのクリーチャーは、アシダケデッキのパートナーに最適なんです

そして、文明も大事です。
ツインパクトのアシダケまで採用するためには、自然は必須です。

最後に重要視したいのは、失った手札を回復できることです。
なにせ、アシダケですべて投げうってますから。
それを補えるような能力を持っているカードだとベストです。

以上を踏まえると、案外候補が少ないんですけど。
一旦、めぼしい連中を紹介しましょう。

天地命動 バラギアラ / 輪廻暴氷

バラギアラはマジで最高のパートナーです。
マナがアンタップするので無料で召喚できるし、下面の呪文で手札を回復しながら、さらにマナを加速することが出来ます。
俺自身が実際に過去使っていたので、自信をもってオススメできます。

少し古いサンプルリスト。今だったらアカシック3も入れたいね

禁断竜王 Vol-Val-8

手札の枚数も確保しながら、プレイヤーを選ばない全体火力で盤面も制圧できます。そしてジャストダイバーとEXライフがあるので、次のターンまでまず間違いなく生きて帰ってきます。
単体のスペックは申し分なく高い。
バラギアラと比較しても優れている部分は多いですが、3色デッキになる部分がネック。詳しくは後で。

これはまだ組んだことないからサンプルデッキはなし。

邪偽縫合 デスネークニア

こっちは最近俺が使い始めたパートナー。
ちょっと例外的というか、手札補充ができるわけではありません。
その代わり、デスネークニアとアシダケは最高のシナジーを発揮します。
ドローと回収をした後にランダムに手札からカードを踏み倒す能力を持っていますが、アシダケで手札をすべてマナに投げ捨ててあるので余計な選択肢が紛れません。
デッキ内になるべくバカみたいなボムカードを盛りだくさんにして、トップを強くしておくとますます強力に使えます。

サンプルリスト。

補足

多色問題

3ターン目の最速パターンを経由して4ターン目に9マナ出すためには、デッキトップが単色であることが不可欠です。
なので、デッキ内に採用できる多色カードの枚数は非常に限られています。
極力絞って、本当に価値のある多色カードだけを採用するようにしましょう。たとえば、先に挙げたデスネークニアのデッキでは、デドダムすら採用していません。
多色が使いにくい都合で、5色デッキでの採用も厳しそうです。
3色になってしまうボルバル8やデスネークニアに対して、2色で済むバラギアラが強く主張できる点でもあります。
(水と自然があればデュエパでは十分すぎるほど暴れられるし?)

フィオナの森はマジでヤバい

アシダケシリーズの最新作。フィオナの森はマジでヤバい。
毎ターン必ず手札をすべてマナに置かされる代わりに、次々にカードを引くことが出来ます。

適当にクリーチャーを出してるだけでバカスカ手札が増えて死ぬほどマナが伸びていくので、ゲームを大きく有利に進めることが出来ます。

ただし、手札をキープすることが出来なくなりますので、シノビとの相性は悪いです。
フィオナの森を置いてるということ自体がヘイトを集める上に、守りの頼みであるシノビが無いことが明白になるので、かなり狙われやすい状況になってしまうことを注意しましょう。

サブプラン

イメージ以上に高い再現性があるといっても、もちろん毎回アシダケ出来るわけじゃないです。でも、水と自然が使えるデッキなら、つまりテラフォームプリンが使えるわけです。言うまでもなく、デュエパにおける最強カップルです。
3-5のマナ加速でつないで4ターン目に出せば、5ターン目に9マナに到達する可能性が生まれます。(除去されなければ、ですけど)

光文明と呪文サーチ

光文明が使えれば、呪文サーチを挟んでさらに再現性が上げられるのですが・・・・・・。
あいにく、光水自然のクリーチャーに噛み合うようなカードがありません。

そして、5色デッキにはやはり多色の枚数の関係で採用しにくいですし、このテクニックはしばらく使い道がなさそうです。
でも、呪文サーチは3種類もあるので、もし実現すれば非常に強度の高いデッキになるでしょう。