見出し画像

デュエパ始めさせるコラム2「ライフ図鑑」(2023/4/29更新)

デュエパのデッキは60枚ハイランダー構築。
デッキの再現性を高めるためには、同じような効果なのに違う名前を持つ「同型再販カード」を把握することが必要不可欠です。

このコラムではデュエマの基本のキ。フェアリー・ライフの同型再販をまとめました。

フェアリー・ライフたる定義

今回「フェアリー・ライフ」として扱われるカードの定義は以下の4点です。

● 2マナのマナ加速であること。
● 特別な条件が必要ないもの。例えば、ドラゴンを要求するメンデルスゾーンは対象外です。
● 手札を消費しないもの。シビレアシダケとその愉快な仲間たちも今回は扱いません。
● 破壊されても問題がないもの。ステップルや極楽鳥は今回おやすみです。

単色で12枚13枚。多色で7枚8枚。

普段のデュエマ、つまりデッキ40枚初手5枚の際にライフ系を8枚程度採用していることを考えると、デッキ59枚初手6枚のデュエパでは12枚あれば最低限十分そうです。
パートナーの強さ次第では、より高い再現性を求めてもう少し追加してもいいでしょう。

デュエパのデッキを組む時に何を集めるべきか。
このコラムをぜひ参考にしてください。

フェアリー・ライフ

最新の収録:RP21トレジャー(2022)

フェアリー・ライフの特徴はやはり、シールド・トリガーであることです。
相手の攻撃によって思わぬタイミングでマナが伸びるので、ニンジャストライクが間に合ってギリギリ耐えられたりします。

反面、通常のデュエマのような速攻デッキはほとんど使われていないので「ブレイズワンパンライフ」みたいな上振れはまず発生しません。

フェアリー・Re:ライフ

最新の収録:EX18(2022)

現在、通常のデュエマで最も人気のライフ系ですが、デュエパでもやはりGSは欠かせません。
特に理由がない限り、これは優先的に使われるでしょう。

鼓動する石版

最新の収録:PCD02(2021)
その前の通常収録は2011年まで遡る。

元祖「5−8枚目のライフ」こと鼓動する石版です。
効果でクリーチャーがマナに置かれた際に自軍クリーチャーをパワーアップさせます。
狙って使うような効果ではないですが、稀に上手いこと相手の盤面を処理できるようになることがあるので、一応覚えておきましょう。

ネックは入手難易度です。
デュエプレデッキ収録のものは多少シングル価格がします。一方で安価な通常版は最も新しくても11年前のカードなので中々探しにくいのが実情です。
周りのベテランプレイヤーに聞いてみてもいいかもしれません。

時空の庭園

最新の収録:22EX1(2022)

追加効果として、マナにあるクリーチャーを進化クリーチャーの下に仕込むことが出来ます。
フィニッシャーとしてマナ退化を組み込んでいるデッキなら、上手く活用出来ることがあるかもしれません。

長らく再録がなく鼓動する石版以上に入手しにくいカードでしたが、デュエキングMAX2022にて念願の再録を果たしました。

ピクシー・ライフ

最新の収録:EX17(2021)

追加効果で無色のカードをマナから回収出来ますが、これが非常に強力です。
無色の大型ゼニスはデュエパでは人気のフィニッシャーとして活躍しています。ゲーム終盤でもそれらにアクセスするカードとして役割が持てるのは評価に値します。
また、希望のジョー星が置かれていれば、すべてのカードを回収可能になります。

総じて、ライフ系の中でも特に強力な1枚と言えるでしょう。

ジョラゴン・オーバーロード

最新の収録:EX17(2021)

デュエパの基本推奨ルールでは外部ゾーンを使用しないので、GR召喚もすることが出来ません。
ジョーカーズ持ちであることを活かせることがあるかもしれませんが、基本的には最もバニラに近いライフ系と言えます。

【神回】バズレンダでマナが大変なことに?!【驚愕】

最新の収録:EX16(2021)

バズレンダを持つので、ゲーム後半に大型マナ加速として撃つ選択肢を持っているのは高く評価できます。
特別理由がない限り、優先して採用されるカードです。

イチゴッチ・タンク / レッツ・ゴイチゴ

最新の収録:EX19(2022)

ツインパクトで、下面の呪文がライフ系です。差別化点は上面のクリーチャーが担っています。
非常にシンプルなバニラですが、超絶奇跡鬼羅丸のGJで捲れるなど、役に立つ場面は案外あります。
また、パワー12000条件のカードにヒットしてくれるのも地味に嬉しいところです。

霞み妖精ジャスミン

最新の収録:RP17(2021)
通常の収録ではEX12(2020)

フェアリー・ライフと共に長年マナ加速のツートップを張ってきたジャスミンです。
クリーチャーなのでミストリエスやハッスルキャッスルと相性がいいですが、相手のミストリエスにもドローさせてしまう難点があるとも言えます。

ジャスミンの地版

最新の収録:RP21(2022)

ライフ系の中で唯一のタマシードです。
マナがタップで置かれる点はかなりいただけませんが、進化元や鬼スターMAX進化のコストなどで活用しやすいのは軽視できない利点です。

再生妖精スズラン

最新の収録:プロモ(2019)
通常の収録はRP04裁(2017)

ライフ系の中でもかなりクセが強いカードですが、とりあえず2-4のジャンプが出来て裏目もないので、ライフ系としています。
マナから召喚できるので、ミストリエスやハッスルキャッスルを誘発させられます。毎ターン余った2マナをドローに変換出来るのは嬉しいポイントです。

おそらく、もっとも安価なバージョンの単価が、最も高いライフ系でしょう。

わかりミーア♡

最新の収録:RP13(2020)

効果で自分自身をマナに送ることで、ライフ系としての役割を果たします。

また、自分のパートナーをパートナーゾーンに戻す手段としても活用出来ます。
電磁アクアン-2など、登場時能力が魅力的なパートナーでは有用なサブプランです。

配球の超人/記録的剛球(2023/4/29追加)

最新の収録:23RP1

イチゴッチやネオボルシャックと比較しても圧倒的に強いボディが付いているのが特徴です。

ETBで除去も打てるので、優先度は相当高く見ていいでしょう。今までのデッキに入ってたライフ系をとりあえず1枚これに差し替えるべきです。

天体妖精エスメル /「お茶はいかがですか?」

最新の収録:神アート(2022)
通常の収録ではEX17(2021)

今回、最もギリギリで、果たしてライフ系と呼んで良いものかは意見が分かれるところでしょう。
それでもとりあえず手札を使わずにマナが増えていて、破壊されても問題ないことから、今回は含めました。
光/自然の多色では他にライフ系と呼べるカードがないことも、妥協の一因です。

とはいえSTとしても優秀なので、ライフ系かはともかく、カードとして強いことに異論はないでしょう

地龍神の魔陣

最新の収録:22EX1(2022)

GSを持ち、質の高いサイクリングも行える地龍神の魔陣は、ライフ系最強と呼んで差し支えないでしょう。
色が合う限り抜く理由はまずないです。

電脳鎧冑アナリス

最新の収録:BD13(2020)

マナ加速かドローの2択で選ぶことが出来ます。
魔陣には及びませんが、それでも多色だけあって他のライフ系とは一線を画す性能です。
魔陣同様に抜く理由は見当たりません。

ダーク・ライフ

最新の収録:EX10(2020)

2枚見てマナと墓地に振り分けられるので、若干ですが質の高いマナ加速が行えます。

墓地肥やしをアドバンテージと出来るかはデッキ構築によりますが、闇を使う時点で概ね何かしらの形で活用することにはなるでしょう。

悪魔妖精ベラドンナ

最新の収録:22EX1(2022)

水闇自然ハンデスでもお馴染みのカードですが、デュエパではマナ加速モードでの使用が基本になるでしょう。
手札破壊を狙っても、3人いる相手の1人にしかダメージを与えられないので、相対的に損をしやすいからです。

エール・ライフ

最新の収録:R23(2016)

モード選択することなくマナ加速とブロッカー破壊の両方を行えるので、ハマった時のバリューは凄まじく大きいです。
誰か1人くらいブロッカーを使ってる可能性があるかどうか、相手のパートナーを見ながら機会を伺ってみてもいいかもしれません。

むしろ使われる側が意識した方がいいかもしれません。
火自然2色のデッキを使っている相手は、ほぼ確実にこれも採用しているはずです。
不用意にブロッカーを出すとあっさり打ち取られる可能性を頭にいれておきましょう。

すでに地味に古いカードになりつつありますし、それほど人気があるわけでもありません。
値段が高いことはまずないでしょうが、探すのに骨が折れる可能性は否めません。

爆砕面 ジョニーウォーカー

最新の収録:BD13(2020)

2000以下のクリーチャー破壊のモードが付いています。
最近のクリーチャーはパワーが高く、これで対処出来ないことも多いのは難点です。
ミストリエスのような、古くて強力なカードを上手く狙えるかも、程度です。

基本的にはこれも、ベラドンナ同様にマナ加速中心の運用になるでしょう。

ネオ・ボルシャック・ドラゴン / ボルシャックゾーン(2022/11/13追記)

最新の収録:RP22(2022)

抜けてました。
基本的にはイチゴッチと同じ差別化点を持つカードです。
素のパワーが12000に満たない代わりに、ドラゴンを持っています。
基本的には、ドラゴンの方がより多くのデッキで有用でしょう。
最近の強化点だと、グレンリベットの効果に対応できるのはうれしいポイントです。

デッキをスロットで考える

60種類ものカードを使ってデッキを組むというのは、なかなかに大変な作業です。ですが、このように同じ役割を持つカードのリストが把握できていれば随分やりやすくなります。

大別すれば、初動・主軸・防御の三要素でデッキは成立します。これは、普段40枚のデッキを組む時とそれほど変わりません。
今回の『ライフ図鑑』で、初動のカードをかなり把握できたのではないでしょうか。
読んだあなたがデュエパを組む時の助けになれば幸いです。

追記修正のお知らせ

2023/4/29 配球/記録を追加しました。
こいつ強すぎだろ。

2022/11/13 ネオボルシャック/ゾーンが抜けていたミスに対応しました。
せっかくなので、このコラムは以後もなにか追加が来た場合に対応していこうと思います。

ヤマダ@アドバンテージのデュエマ担当