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リトル・マーメイド ネタバレ感想

ども、山田です。

休日に終わりの時間が未定な用事があったので、用事を済ませ、済んだタイミングで近くの映画館でもうすぐ上映開始する作品を探してそれを観ようと思い立ちまして時間表を見たところ、そう言えば観てなかった作品があったのでチケット買って観てきました。

作品概要

リトル・マーメイド

監督 ロブ・マーシャル(シカゴ、メリーポピンズリターンズ)
脚本 デヴィッド・マギー(ネバーランド、オットーという男)
出演 ハリー・ベイリー(アリエル)
   ジョナ・ハウアー=キング(エリック王子)
   ハビエル・バルデム(トリトン王)
   メリッサ・マッカーシー(アースラ)
   フランダー(オヤビッチャ)
   スカットル(カツオドリ)
   セバスチャン(クリスマスアカガニ)
上映時間 135分

あらすじ
トリトン王の娘の中で最も若く、最も反抗的なアリエルは、海の向こうの世界をもっと知りたいと願い、陸の上を訪れるうちに、勇敢なエリック王子と恋に落ちる。人魚は人間との交流を禁じられているが、アリエルは自分の心の声に従うのだった。アリエルは、邪悪な海の魔女アースラと契約し、陸上での生活を経験する機会を得るが、最終的には自分の人生と父親の王冠を危険にさらすことになるのだった。
※Wikipediaより引用

【感想】予想を超えたポリコレ作品

予告の時からアリエル役にアフリカ系アメリカ人が起用され話題になっていたが、蓋を開けてみると原作にはないオリジナルのキャラクターとしてエリック王子の母(セリーナ女王)が登場するのですが…

まさかの黒人

ちなみに演じるノーマ・ドゥメズウェニ氏は舞台版ハリーポッターで死の秘宝から19年後のハーマイオニーを演じた方です。この時も燃えてたけど。

いや別にこの人だからどうのこうのではないんですが、ここまでやるか~と率直に思ってしまいました。
尚、エリック王子は養子設定の為白人で、首相も白人ですがそれ以外の使用人は黒まではいかないけど有色人種多め、特に言及されている感はなかったですが舞台はカリブ海付近でしょうかね。

ただ、このセリーナ女王がトリトン王の対として描かれていまして、好奇心と母親への反発から大海原を旅したいエリックを閉じ込めるというトリトン王がアリエルにしていることをエリックにしているんですね。
そんな背景を描いたことで2人の距離感が急激に縮まることに説得力が生まれていました。
彼女無しでは本作の完成度がガクっと下がっていたことは間違いないでしょう。

【感想】海の生物の統一感のなさ

本作では人魚以外のキャラクターは現存生物になぞらえてイメージされていて、
フランダー…オヤビッチャ
スカットル…カツオドリ
セバスチャン…クリスマスアカガニ

とそれぞれモチーフが存在するのですが、その生息域を見てみると、

オヤビッチャ…インド洋
カツオドリ…大西洋~カリブ海
クリスマスアカガニ…インド洋というかクリスマス島

となっていまして、みんな生息域バラバラなんですよね。
特にクリスマスアカガニなんて陸生だし。

有名な繁殖期のクリスマスアカガニの大移動
TVで観たことないですか?
まぁクリスマスアカガニに関しては、セバスチャンの第5脚がワタリガニのようなヒレ脚なのでモデルだけ採用しただけっぽいですけど。

【感想】決戦とエンディングの改変

原作ではアースラを倒すのはエリックなんですが本作ではアリエルが倒します。倒し方は同じく難破船の船首でグサッ!!ですけど。
なのでエリックは、アリエルを助けようとするけど大荒れの海に歯が立たず船にしがみつくだけで何もしません。
ヒーローがヒロインを救う展開をひっくり返しただけなんですが、ただでさえポリコレ色が強い本作において、アリエルがアースラを倒すという展開はもう何でもかんでも意識しすぎだろ~と思ってしまいましたね。今作のエリックは良い所がありません。

そしてエンディングですが、アリエルはトリトン王と和解し、人魚ではなく人間として生きることを選びます。そしてトライデントの力でヒレを足に変えて、人間たちに祝福されながらエリックと結ばれます。
ここまでは原作再現ですが、この祝福シーンに人魚組も追加され、人間界、人魚界それぞれから祝福されるというハッピーエンドで終幕します。
終わりよければすべて良しと言いますが、この終わり方は好きでしたね。

【感想】ミュージカル映画として

ディズニー映画と言えば歌と音楽です。
本作も名曲を数多く揃えていました。アースラの歌とか嫌いじゃないです。
そこはミュージカル映画得意な監督さんでしたし違和感なく見れました。
Part of that world何回聴くんだ!!とは思いましたけど。笑

総じて、65/100点の評価でした。
まだ公開している劇場もありますから是非観てみてください。


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