わたしが何冊だって本を読む理由

久々に、「あ!繋がった!」と感じる瞬間があった。
スピリチュアルな話じゃなくてね。
本を次々に読んでいると、「この本とあの本、同じこと言ってる!」と突然ひらめく瞬間がある。

たとえば、よく「寝る前にその日のなかで良かったと感じたことを書き出しましょう」みたいなアドバイスがある。
何度も挑戦して、毎回続かなかった。
だって良かったと感じることを、なにも思い出せない日だってある。

けれど、別の本で「あなたの感情が動いた瞬間を書きましょう」と書いてあるのを目にして、これがすごく腑に落ちた。
感情が動いてない日は無いし、その瞬間は無数にある。
そのどれかひとつだけを思い出すのは、あまり難しいことじゃない気がした。

厳密には、「良かったと感じること」と「感情が動くこと」はイコールでは無い。
けれど、「良かったこと」を「感情がポジティブな方向へ動いたこと」と捉え直すことができた。そしてすごく「理解した」感じがした。
「感情が動くこと」という言葉に出会わなかったら、できなかった捉え方なのだ。

そのときには本当にわかってなくても、何年もあとに出会った言葉で突然わかってしまう日が来る。
言葉には相性があるから、同じことを言っていても響いたり、響かなかったりする。

この瞬間が楽しくて、わたしは本を読むことがやめられない。これからも読む。

わたしの言葉が響くって言ってくれる人にも、いつか出会えたらいいなと思う。

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