マイファーストハンモック探しの旅

すっかりハンモック熱が上がった私は、早速マイハンモック探しを始めた。

最初に気になったのが、「Hummingbird Hammocks

もうそのネーミングにノックアウト。

いきなり余談だが、昔南アルプスの両俣小屋に向かう林道をご一緒したフライフィッシングの紳士が、道中鳥の鳴き声を聞き分けて教えてくれた事がある。私はいたく感動した。

時が経ち、日本野鳥の会 鳥の鳴き声ハンドブックを手に入れ、ただいま絶賛鳥について興味津々なのである。

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朝の森で鳥の声に耳を傾け、このブックと同じ鳴き声を見つけてはホクホクしている。

さて話はハンモック探しに戻るが、鳥さん好きな私には「ハミングバード」がかなり響いた。

ちなみにハミングバードとは、アマツバメ目ハチドリ科の鳥の総称。南北アメリカの主として熱帯地方にすむようだ。ああ素敵。

しかしネーミングだけでファーストハンモックを決定するほど地に足がついていないわけではない。

ので調べてみた。

まず、驚くほど軽い。シングルサイズでなんと147g。それでいて対荷重は140kgだとか。なんでやねん。

丈夫な理由は、ブランドのルーツにも通じるのだが、オーナーはスカイダイビングが大好きでパラシュートの素材が使われているそう。(確かに、空を飛んでいる布と思うと丈夫という安心感がある。)今までの常識を覆す軽さと小ささを目指し、かつ強靭さは損なわれない。どこにでも持っていけるハンモックを作りたいと2014年に創業したメーカー。

「軽い」のは最近登山ギアにおいてUL化を遂行している私にはマストな条件。しかし、ゆくゆくはハンモック泊も視野に入れているので、このミニマムシングルでは寝るとなると心許ないらしい。そこで私のニーズにフィットしたのが、シングルプラスというモデルだ。

シングルが264cm×127cm (140g)に対し、
シングルプラスは: 295cm×160cm(210g)というスペックだ。

マットを入れたり、水平を保つとなるとこの位ないと快適に寝れないようだ。なるほど。

逆に宿泊でなく休憩用途で使うならより軽いシングルがベターなのであろう。
自分のスタイルにあわせたギア選びが大切なのである。

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カラーは「ダークグリーン」と書いてあってこの明るめの緑。悪くないが、もう少し渋い色がいいかなぁ。これ、ライトグリーンじゃないのかな・・色々見てみたが結果的によく分からなかった。

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シングルプラスだとラインナップは2色のようだ。グレーにもイマイチピンとこず。

シングルのサンセットオレンジに心移りした。かわいいなあ。けど、森の中でゆったりリラックスしたい気持ちが大きかったのでサイズを優先して決めていく方針は揺るがなかった。

ちなみに、木に引っ掛ける紐(ツリーストラップ)は別売り。ハミングバードは最軽量のもので、44g。ハンモック界隈でもこの軽さはピカイチのようだ。

値段はシングルプラス16,000円、ツリーストラップ5,500円くらい。

何やら日本への輸入量が余り多くないようで、正規代理店でまとめて購入できる在庫がなさそうだった。特にツリーストラップはamazonなどで7-8千円の高価格帯で販売されていた。ちょうどメルカリで「撮影で一度だけ使用しました」という2割引きくらいの出品があったが、即決!とまではいかなかった。

ここから私のファーストハンモックへの長い妄想旅が始まった。笑

まず、奥多摩のブナの森を練り歩いてハンモック遊びをしている山友達に以前お勧めしてもらった

「Exped」を今一度みてみた。

こちらも同じく超軽量タイプと、少し大きめタイプがあった。

そしてExpedの魅力は何よりツリーストラップも付属な点だ。

超軽量:Travel Hammock Lite Kit 260 cm×120 cm / 190 g(ストラップ 60 g)
 総重量: 250 g / ¥14,850-

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少し大きめ:Travel Hammock Kit 242 cm×132 cm / 270g(ストラップ110g)                      
総重量380g / ¥9,680-

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いいじゃないか。ネットで在庫もありそうだし。安いし。

色はメドウかな。理想はもう少しくすんでいたいのよね・・・

ちなみにExpedは「expedition equipment 登山装備」を意味するスイスのメーカー。カジュアルなハイクからヒマラヤ登山まで多くの人に気に入られているようです。

総合点は高いが、今いちトキメキが足りないのでキープしつつ次へいく。

お次は「KAMMOK」

「宙に浮かんでキャンプする素晴らしさに世界を巻き込みたい」という想いで作られたハンモックたち。安全性の高いギアは生涯保証つき。NANGAの寝袋を買う時にそのフレーズにノックアウトされた身としては見逃せないワードでした。(単純)

ここで出会ったのが、ホワイトカラーのハンモック。 
サンドタン、というカラー。
これにビビビときた。
いきなりハンモック泊はハードルが高いので、まずは宿泊はテント・横にハンモックを張る感じが良いと思っている。

となると、テントとのカラーバランスってすごく大事ですよね⁈

我が家のテントは3つ。

グリーンのNemo tani2

オレンジのアライテント

ブルー・グレーのBlueskyinternational Wisp1p

どのテントにもホワイトって、めちゃくちゃ合うし、滅茶苦茶かわいいやん!

かなり有力候補!
とテンション上がり、鼻を膨らまし夫に報告すると・・・
「白って汚れない?」
ガビーーーーん
そう、そうよね、アウトドアで白って、そういう事よね・・
けど可愛いじゃん
素材も綿なわけじゃないから、汚れても落ちやすそうじゃん
・・・と、思いつつ一度立ち止まる。


数日寝かしてみると、確かに、ホワイトってちょっと自分には可愛すぎる気がするなぁ。

結構無骨な感じも好きだしな。汚しやすい性格だしな。管理も得意な方じゃないしな。

と考え直し行き着いたのが、

初めての感動のハンモック体験をした「Cocoon」

老舗のトラベルシーツメーカーで、コンセプトは「Sleep gear for adventures」というだけあって、気持ちいいんです、寝心地が・・・

重量 / 本体:236g、付属品:カラビナ20g x 2個
素材 / 20 Denier Hexagonal Ripstop Nylon
サイズ / 長さ325cm x 幅148cm
カラー / Caribbean Blue、Storm Blue(写真は後者)
料金 / 9,350円(税込)

特徴は上部にある紐(リッジライン)。これによって簡単に快適な角度でハンモックを吊せます。

そして、長さも325cmと他のものに比べ長いので寝心地抜群!確かにそうだった…

ちなみにストラップは別売りだが、付属のカラビナがあるのでどんなストラップにも対応可能なよう。自分だけの組み合わせとか、ギア好き心がくすぐられるゼ…

虫が纏わりついてくる季節には、蚊帳付きもある。

いいなーいいなー。

けど、唯一のハンモック友達と全く同じって芸がないよな…と思い直してみる。


続きましては「Eno」

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寸法:約286cm(ロープ含む)× 横幅約188cm
重さ:278g
素材 :Nylon Taffeta Ripstop , Super Strong Dyneema Line
付属品および備考:トグル式接続 / ¥12,650

ツートーンカラー、今思うと可愛いけどこの時は気に入らずスルー。

我がハンモックの旅は、こうやって日々コロコロ変わっていく乙女心とともに結果的には、初恋のハミングバードに戻ってきたのでありました。笑

タイプじゃないなぁと思っていたグレーが、光が当たるとなんとも素敵なカラーという事をインスタで発見
あああ、これはもう運命だったんだわ・・と即決したのでありました。

最後に、私のハッピーなハンモックライフをご紹介いたします♪

ブナの森に囲まれて

月とハンモックと私

湖畔ハンモック

本とハンモック

ハンモックキャンプ

母とハンモック

紅葉ハンモック

ハンモックハイキングで、山歩きの楽しみ方が広がりました☺️✌️

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