時代の空気をお手軽に知りたいなら

図書館にこもって新聞縮刷版で記事と広告をチェックして
同じ時代の「本」を読むのが一番分かると思うの。
新聞4コマの徹底的な時代性、風化してなんぼじゃというスタンスが
逆にいい感じにその時代の空気切り取ってたりするのよね。
そういう意味で朝日新聞のフジ三太郎は非常に優秀でした。
あの適当な時事ネタの扱い方が(褒めてる)
地方紙専門で4コマ漫画載せてた木崎ゆきお(木崎のぼるなどPN多数)も
そういう視点ではすごくいい漫画家さんです。
田中しょうと違って芸能ネタだけに逃げないですし、時代の空気を切り取ることに関してはもしかしたら漫画家さんでもトップの人だったのでは。

そんな感じで空気を理解したら同じ時代に出された「本」を読んで解像度
上げていきましょう。できるだけ通俗的な本がいいです、小説ならノベルス系で出ている推理小説、実用書であればその時代特有の雰囲気をまとった本であればあるほどいいです。30年前に作られたグルメガイドとかいいですよ。宇都宮のソレなんて「餃子以前」の宇都宮グルメの解像度がよくわかりました。あの時代、宇都宮の名物って鮎や鯉だったんですよね。
話は元に戻して、小説であるならば通俗性が強すぎて消えちゃった作家とかもいいですね。獅子文六とかおすすめです。

おわり

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