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WEB出版の編集から学ぶライターとして重要な9つの要素~②校閲~

こんにちは、

副業しながら自由に生きている主婦のやまちゃんです。

前回からのシリーズの続き編!

今回は前回の原本コピー後にいつもしている
”校閲作業”の一部についてお話していきたいと思います。


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まず、校閲を知らない人も多いと思いますので、
校閲について簡単に説明していきたいと思います。

校閲とは、文章の誤字・脱字、
文章の意味が間違っていないかなどを
チェックする人の事を指します。

普通であれば3人ほどで
1次校閲(主に誤字脱字のチェック)
2次…と複数人でチェックするのが一般的ですが、
WEB出版の場合は原作を書いた人と
もう一人ぐらいでチェックするのが多いです。


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理由は書籍の場合は修正が大変なのに比べ
WEBだとすぐに訂正できるという点で
やらない人も多いぐらい重要視されていない
物になります…


しかし、校閲していない文章は
”読まれない文章”になるので
”売れない”ということを知らない人も
多いんですよね…

今回はこの校閲作業について簡単に説明しつつ
記事・ブログに使う際にどう使えばいいかなど
お伝えしていきます。


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まず、校閲の大まかな作業は
上の通りで誤字・脱字がないかのチェックと
文章に違和感はないか?のチェックです。

誤字・脱字に関しては分かりやすいですが、
文章が違和感…?
となりますよね?

これについての説明としては
例えば2つの意味を持つ言葉があります
たとえば「あう」という言葉
前の文章によってこのひらがなのあうは意味を変えます

例えば
人にあうとどうしても緊張してしまうあなた…
という場合だと「会う」の漢字の意味ですよね?

これが微妙なニュアンスのもであると
「会う」なのか「合う」なのか?
はたまた二つの意味を
書いた人が持たせているのか?

と推理が必要な文章がものによっては出てきます。
その際にそのままにするのか?
漢字にするのか?
ほかの文章を入れていくのか?
等いろいろと対応が変わってきます。

また、前後の意味と違う文章が入ってると
文章が変に感じることもあります。

急に話が変わったように見える文章などを
削除するか、他の文章を追加して
その文章を残すのか?

などの考察しながら文章を読んでいきます。

この校閲…
一般的に大変な作業とよく言われます。

文章から誤字脱字を見つけるのって
結構大変だから?としたことがない人は
考えると思いますが、それではありません。

校閲が大変な理由

①語彙の意味を調べないといけない

②微妙なニュアンスのときの対応次第で文章が変わる

③作者とコミュニケーションがいることもある…

④改行を行い見やすい文章にする


の4つです。詳しく解説していきます。

①語彙の意味を調べないといけない

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 これは”校閲”をするなら絶対あるのですが
 語彙の意味が分かっていないと
 文章の違和感が見極められません。

 なので調べつつ、使っている語彙の
 意味があっているか?などを
 辞書などを見てチェックします。

 今だとネット上での辞書もあるので
 やりやすくはなっていますし
 調べる力はつきます
 
 ライターとして記事を書く際の
 調べるスピードは上がるので
 個人的にはメリットだと感じています。

 しかし、慣れるまでは時間がかかるので
 苦手になる人も多いかと思います。

②微妙なニュアンスのときの対応次第で文章が変わる

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 これは”校閲”の説明部分で少し触れましたが、
 文章の書き方によって読む人の印象が
 ある程度操作できます。

 例えば、小説などで、
 主人公に危険が迫っているシーンなどでは
 体験はしていないけど、読んでいる人が
 ハラハラしながら読み進める…

 なんて経験をしたことがある人も多いでしょう。

 泣ける小説を読んで涙した…
 という人だっています…

 現に私は小説で号泣した経験があります…

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 そこから「相手が共感できる文章」がある事は
 わかりますよね?

 この文章を作るためには微妙なニュアンスの文章を
 どう使うかによって良作になるか駄作になるかが
 変わってくるといってもいいです。

 読んでいる人のことを考えつつ、
 この時の気持ちはこうなっていてほしいという
 作者の思いの融合ができるような文章に
 変えないといけない部分もあります。

 特にビジネス書などで相手に問いかけをする際
 その人が同じ状況にあるか?
 またはその状況まで文章で持っていけれているか?
 などを考えて私は校閲を行っています

 なれれば楽ですし、
 ここに来れ入れた方が分かりやすいなどの
 ”アイディア”が出てきますが、
 最初のうちは文章をうのみにしがちかもしれません…
 
 そうならない為にも記事を書いたり、
 いろいろな文章に触れることが必要です。

 ここに関してはこのシリーズ後に
 お話しできればと思います。

③作者とコミュニケーションがいることもある…

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 個人的に私はこれが一番苦手ですが、

 先ほどの様に微妙なニュアンスの時には
 どの言う考え方で文章をここに入れているのか? 
 の作者の意図が分からない場合もあります。

 その際には、この文章に関して私は○○だと
 感じているのでいらないと思うのですが…

 と作者に質問を行わないといけなくなることも
 あります。

 たいていは編集者の長がいる場合はそこに相談をする等で
 いいのですが、1対1の場合は聞く場合もあります。


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 その際のポイントとしては、
 必ず全体を読んで、質問項目を書き出して
 答えてもらいやすいようにする
 ことです。

 なぜ、全体にするかというと、
 すべてを一読したら意味が分かるような文章を
 わざと含んでいることもあります。

 加えて、一括で聞くことで
 毎回時間をとってもらう手間も省けます。

 相手も人などで毎回聞かれると
 ”こいつ…編集できない人間なのでは?”
 と不安にさせてしまうので
 
 1回ですべて聞けるように
 質問形式もそろえて
 原本の内容も追記して
 こうしたい理由なども明記しておきましょう。

 これすると、お客さん(作者さん)などには
 驚かれるんですが…


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 『丁寧に仕事をして貰っている』と
 毎回感謝されて、次回のお願いにも繋がったり
 ほかの人を紹介してもらったりして
 あなたのメリットにもなります。
 
基本的に”校閲”の大変な部分は
『今までやったことがない』の
経験値がないからの差なので
仕事としてしていくと慣れて楽になる部分でもあります。

④改行を行い見やすい文章にする

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見やすい文章については、いろいろと方法がありますが、
WEB本の編集時には『改行』が一番便利で楽にできる方法です。

この改行があるのとないのでは
文章の読む気力の有無がはっきりと出てきます。

例えば、同じ文章でも
区切りがある方が理解しやすいです。

この区切りをきちんとしていないと、
文章が変に読めてしまって
書いている人が伝えたいことが
伝えられなくなるなんてことも…

そうならないようにも、文章を意識して
改行を行うようにしていきましょう。


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つまり、数をこなせれれば
誰だってできる内容だということです。

慣れるのに時間がかかるかもしれませんが、
これができることで、あなたの文章力も上がりますし
語彙力の強化にもなります。

実際に私もこれを始めてから
語彙について色々と勉強を始めたり
漢字の意味を今まで間違って覚えていることに気が付いたり
文章を書くときに今までワンパターンだったところが
変わっていったりして力が付きつつあります。


大変な作業ではありますが、
急成長が出来る部分でもあります。

もし、自分の書いた文章で校閲をする場合は
文章を書いた後日に必ずしてください。

理由としては、書いてすぐに校閲しようとしても
頭で何が書きたかったのかを覚えているので
きちんと校閲できないからです。

必ず、書いたり読んだりした翌日に校閲を行うようにしましょう。



最後まで読んでいただきありがとうございました。

ありがとう


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