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山ワラウ

最近、朝座勤行のあとの誘惑が多くて幸せ。

うちのお堂は山の斜面にあるから、太陽が見えるのが遅い。最近はちょうど勤行が終わる7:00過ぎに山の上から太陽が顔を出す。
陽のぬくもりというのはすごいもので、いつまででも太陽の下に立っていられるような気がするくらい気持ち良い。

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ぽかぽか陽の光を浴びながら、山を観察するのが最近の日課。
毎日、毎日、刻々と山は変化する。
特に今の季節はその変化がわかりやすく、みんな柔らかベイビーなので愛おしい。

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↑ジンガサゴケの蒴(さく)

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↑チャノキの新芽

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↑マムシグサの美しいシンメトリー

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↑シャガも続々とお目覚め

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↑ミヤマカタバミにジャゴケ、ハイゴケ、ノキシノブ、その横はサワゴケ?あと見切れとるけど左下のシダはカナワラビかな

たくさん、たくさん、毎日新顔が現れる。

あはは、あははと山が笑っている。


彼らはとても力強い。
そのパワーに対抗して人間ペースで生きようとすると負けてしまうから、彼らに流されるがままに、彼らの世界に並走して生きるのが今は良いのだと思う。

芽吹く彼らの邪魔をせぬよう、
今日もわたしは五感を研ぎ澄ます。


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