Magic Happens Parade

先日アメリカのアナハイムにあるディズニーランドリゾートで始まった新しいパレード。気になったので早速YouTubeで見てみました。


最初に言っておきます。今回のノート、長い。とても長いです。この感動をどうアウトプットすればいいか分からないのでここにとにかく書き殴ります。

パレードは10分ちょっとと東京のそれよりも短めです。(TDLの"Dreaming Up!"は20分くらいです)
全体を見て思ったのは、人気キャラクターをとにかく出す他の国のデイパレードと違って今が旬な映画をテーマにしたフロートが多い印象。意外にも美女と野獣やラプンツェル、プーさん、トイストーリー、アリスなど「ディズニーと言えばこれ!」ていうキャラクターが出ていなかったりします。

しかし!

なんだこのクオリティと迫力!!
一つひとつのフロートや演出がとても凝っていて驚きがたくさん。
動画で外国人のゲストたちが叫びまくっているのにも納得がいきます。
日本でそれすると周りから白い目で見られるのですがね。

まずベースの音楽は良い意味でディズニーっぽくない。
海外のバーとかレストランでかかってても違和感ないと思う。
ついつい踊りだしたくなります。

フロートの先頭をきるのは世界のスター、ミッキーマウス。青い魔法の帽子に青いローブはなんとなくディズニーシーの10周年記念ショー、"Be magical!"を彷彿とさせます。
フロートはカラフルというより少し茶色がかっています。
完全に私の想像ですが、先頭をきるミッキーが杖を振ることでパレードルートに魔法がかかっていく。このフロートだけが茶色っぽいのは魔法がかかるその過程を表しているのかな、と。ミッキーの魔法でカラフルに彩られたキャラクター、ダンサー、フロートがやってくる。そんなストーリーがあったりして。(本当にただの私の妄想です。)
ミッキーの後ろを徒歩でミキフレたちが歩いてきます。(デイジーがいない!悲しい!)みんな青を基調とした衣装で、特に印象的だったのがミニーちゃん。右から見た時と左から見た時のデザインが全然違う!かっこいい!!そしてグーフィーのジャケットの丈が短くて足の長さが強調されてる。かっこいい!!
初っ端から人気キャラクター達の登場でテンション爆上げです。

次はモアナ!!!私の大好きな!モアナ!
日本ではまだ会えないのですが私本当に最近モアナが大好きなんです。そんなモアナがアメリカで大出世してて嬉しいです。
ダンサー達はポイ(マオリ族の伝統的な楽器です)を持っていていちいち芸が細かいなといったんここで頭を抱えます。リボンが付いていて、回すとそれが高くうねる波に見えてきます。遠くから見るとまさにモアナが船に乗って航海しているよう。
フロートはモアナの船と波がモチーフ。巨大な波はスクリーンになっていて海の鮮やかなターコイズブルーが揺らめいています。これは晴れの日に生で見たい。イラストの段階でとても綺麗だったのでこのフロートは楽しみでした。(個人的にてっぺんにマンタがいるのポイント高いです)
このフロートのあとに小さな海賊カカモラを持ってハカのようなダンスをするダンサー達、マウイ(前にプア、後ろに釣り針が!)、ポリネシアンなリズムを刻むドラム、ルンバのように動く(言い方)ヘイヘイがやってきます。
音楽は"How far I'll go"だけでなく"We know the way"まで!
こんなにモアナを特集してもらっていいんですか最高かよ!

続いてやって来たのはオレンジと黄色を基調としたちょっと変わったスカートの女性ダンサー達。ヒラヒラと舞い上がるスカートに目を奪われます。
舞台は変わってメキシコ、「リメンバー・ミー」のミゲルが乗るフロート。生者の国と死者の国を結ぶマリーゴールドの花びらの橋がとても綺麗。ミゲルは映画のフィナーレに着ていた服で登場。ちゃんとエルネスト・デラクルスのギターも持っています。その後ろ、死者の世界ではママ・イメルダとヘクターが幸せそうに音楽を奏でています。ダンテが死者の国の動物になったり普通の犬に戻ったりしてここも芸が細かい。続けてアレブリヘ(死者の国の動物)のような衣装のダンサー達と巨大なペピータ。5人の人間が動かすほどの大きさで多分実寸大くらいでしょうか?本当にリアルですごい迫力です。
音楽は"Remember me"ももちろん流れますが、メインは"音楽はいつまでも"(英語版の曲名はスペイン語が入っていて変換できなかった)。映画の中で私が一番好きな曲が使われていて嬉しいです。

次はアナ雪!!しかも2です!!!
魔法の森をイメージした赤と黄色の紅葉が綺麗な木々の後ろに姉妹はいます。オラフもいますよ。二人の衣装ももちろん2のもの。いつか日本でも会えたらいいな。2の衣装は色合いが落ち着いていてとても好きです。あぁ可愛い私の推し。
エルサの後ろにそびえ立つ山の下にはスヴェン!フロートを後ろから見ないと気づきません笑。ノックや氷が青く半透明でとても綺麗です。クリストフは歩いて登場。手押し車にはニンジンやらギターやらいろいろ入っているみたいです。

次は…ピノキオ、アラジン、ジーニー、ピーターパン、ティンカーベル、フェアリーゴッドマザー、ブルーフェアリーです。
魔法を使える人が4人もいますね。
てかブルーフェアリーて!!最高かよ!!
日本ではエレクトリカルパレードの先頭を飾っていますが知っている人は案外少ないかも(時々「シンデレラだ!」と勘違いする人を見かけます)。衣装の青色がとても鮮やかで素敵。フェアリーゴッドマザーもフェイスなのがいいよなぁ。

次にやって来たのはカボチャの馬車に乗ったシンデレラ(馬はいませんが笑)オレンジの馬車のなかできらめく水色のドレスはパレード用にアレンジされていますがシンプルでおしゃれで可愛い。やっぱりシンデレラは永遠のプリンセスです。

続いて老人と少年の乗るフロート。
これ、知ってます?私は「キャラクターは見たことはあるかもなー」程度でした。「王様と剣」というアーサー王伝説を題材にした映画だそうです。
冒頭で「今が旬な映画をテーマにした」と書きましたがこれは…?
意外なセレクト!日本じゃ絶対にないんだろうなー。

その次はプリンセスと魔法のキス!
ジャングルのような小さなフロートでティアナとナヴィーンは幸せそう。
ティアナも日本ではあまり馴染みがないですね。前向きで明るい素敵な女性です。緑色のドレスもおしゃれで私は大好きです!
音楽に"Almost there"も使われていますね!

そして最後!!!!!!!!
まずやってくるダンサー達が振るマントが綺麗。まるでオーロラ姫のドレスのよう。そう、最後のフロートは眠れる森の美女。
3人の妖精がかけた魔法でオーロラ姫のドレスに奇跡が起こります。
ドレスを初めて見た時私は泣きました。誰かあのドレスを考えてくれた人に何かしらのすごい賞を与えてください。
特殊な素材でできたそれは光の当たり方でピンクに見える部分と水色に見える部分があります。映画でも、最後フィリップ王子とダンスを踊るオーロラのドレスはピンクになったり水色になったりします(フローラとメリーウェザーがドレスの色を巡り喧嘩したからです笑)。その場面が忠実に再現されています。この部分だけでも動画で見てほしい。思わずため息をついてしまうほどの美しさです。そして二人のダンスがまた素敵。とても絵になります。

と、全てのフロートを語ってしまいました。
細部までこだわってるし音楽の選曲もすばらしい…
いつかこの目で見られたらいいな…

フロートに衣装に演出に様々な工夫が施されているし、みな笑顔で楽しそうで、まさに「魔法」です。パレードの名前は"Magic Happens"ですが、「魔法が起こる」って直訳するとなんかダサいですね。「魔法がかかる」とかでしょうか。うーん、もっといい言い回しがありそう悔しい。
色んな人の技術と工夫と熱意が感じられるこのパレードには間違いなく魔法がかかっています。やっぱりディズニーのショーパレはすごい。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?