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これからDTMを始めて、機材選びから作曲家を目指すまでの道をプロ作家が話すイベント

 DTM初心者向けの投稿が反響をいただきました。その話をペンギンスにしたら、こんなセミナーを企画してくれました。僕もちょっと喋ります。こうやって紹介しながら、なかなかよくできた企画だなと感心をしているところです。
 パソコン一台で、自宅でプロのクオリティの音楽を創ることが可能な時代になりました。デジタル技術の進化は凄すぎ!という話なのですが、PC代金も含めて30万円の投資で、一通りのものが揃うようです。unbelievable!!
 ただ、当たり前ですが、機材を買うだけでは駄目で、スキルもセンスも経験も、そして音楽仲間も必要です。そこをわかりやすく、具体的に説明し、質問にもお答えするというのが前掲のセミナーなので、興味のある方は、ご参加ください。
 僕からは企画し講師のペンギンスについて説明しておきます。山口ゼミ3期生なので、初めて会ったのは6年位前になるかと思います。IT系の企業でサラリーマンをやっていました。ボカロP(PENGUINS PROJECT)として、それなりに活動していたようなのですが、アレンジ面(トラックメイカーとしてのスキル)は伊藤涼の添削指導(伊藤斬り)でボロカスに言われて、トップライナー(メロディをつくる)のスキルを磨くことに注力していったようです。驚いたのは、結婚して、子どもができて、会社を辞めて、作曲家専業を選ぶという選択(その順番かよっ!)です。「会社辞めます」と聞いた時に、僕が最初に言ったのは「3年はかかるぞ、貯金はあるの?」でした。貯金もあって、配偶者の理解もあるようで、無事に作曲家専業をしながら、徐々に実績を積み上げてきています。プロフィールとWORKSはこちらをご覧ください。

 実力、経験は十分なので、そろそろ看板になるようなヒット曲がほしいところです。僕が推薦する「コーライティングを活用して、クオリティの高い作品を年間100曲作って、コンペに出し続ける」をもう4年以上実践しています。その様子は、「年間100曲」ペンギンスのコーライトな日々というBLOGに綴られています。コーライトソングライターのエキスパートを志向していて、最近はトップライナーだけでなく、メロディも書かずにディレクションだけする形でのコーライティングへの参加、とトラックメイカーとしての挑戦なども行っているようです。山口ゼミOBOGによるクリエイターチーム「Co-Writing Farm」の主要メンバーとして活躍していて、昨年、エージェント部分を法人化した株式会社CWFの取締役としても、エージェント業務の可視化、作曲家自身の監視力の向上などに取り組んでくれています。

 コーライトソングライターのエキスパートとしての自覚からか新たなコーライとメンバーの獲得やコーライティングの啓蒙にも積極的で、インディーズアーティスト向けのコーライティングワークショップを行ったりしますし、「山口ゼミ」への聴講回数も多くゼミ受講生とも交流してくれています。僕自身の刺激のためにも新しいゲスト講師をお招きすることは大切なのですが、そのキャスティングにも積極的に意見を出してくれています。
 そんなペンギンスのスタンスが今回のセミナー企画に繋がっているのでしょう。全くの初心者にプロの作曲家が機材の買い方から教えるというのは、なかなか貴重だと思うのですが、センスと個性が重要なコーライティングでは、初心者であっても、すぐに作曲家仲間になって作品作りに貢献してくれる可能性があります。コーライティング仲間を育てていくという姿勢が感じられて、とても良いなと思いました。
 おそらく日本で一番、コーライティングを経験し、コーライティングの意義や可能性について考えている男だと思います。「山口ゼミ」卒業生らしく、「空気読まずに、言うべきことは言う」を徹底している言葉数は多いですが、初心者にはわかりやすいと思います。DTM始めてみて、ちょっと悩んでいる人とかは参加をオススメします。
 っていうか「山口ゼミ」って何?という人は、この記事をご覧ください。

<参考記事>


モチベーションあがります(^_-)