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福岡文化人類学〜第5回『名店のしるしは"やりすぎ"な◯◯』

アウトドアメーカーのモンベルが徹底的にアウトドアの事を考えた製品づくりで支持を得ているのはご存知の通り。
でもあのメーカーのスゴいところは、必ず入り口にドデカイ熊のぬいぐるみを置いている事だと思っている。だってあれ、34万円の売り物なんだから...
なにかに突き抜けた情熱が無いとそんな事は出来ない。そしてその情熱は全体の魅力に広がるんじゃないか。

福岡はそんな突き抜けや"やりすぎ"のしやすい街で、それを指標にしてみると名店や名所にたどり着きやすい。そもそもやりすぎちゃうオーナー社長・店長がゴロゴロいる

例えば以前にもこのコラムで紹介したギャラリー併設のコーヒースタンド・Stereo Coffee。ここの一番の名物は巨大すぎるスピーカーだ。

ゆうに小学生を超えるデカさのスピーカー。ここからジャズやソウルのレコードがガンガンに流れている。(※声を張らないと正直会話がキツくなるレベル。でも音好きには気持ちが良い..)

他にも糸島にあるジハングン。

オーナーの「10,000㎡の土地借りちゃった♡」から始まったこの"映える"駐車場。#ジハングン でのインスタ投稿はオープンから1年で8,000件を超えてしまった。

あとは山響屋。普通のアパートを入って行くと、そこには民芸品で埋め尽くされ空間が広がっている。

どれも"やりすぎ"、いや一点突破が気持ちいい。福岡に行ったときには「やりすぎなお店無い?」な気持ちでそんな場所を探してみて欲しい。
そうすればあなたは自ずと花瓶の専門店民族博物館の様なお店にたどり着く。「音がデカすぎる所でお茶したい」ならステレオ以外にもコモエスマヌもある。

そこにはチェーン店のレギュレーションの様なカッチリさの無い自由なチャレンジ精神を福岡では楽しんでほしい。

このコラムは「企画でメシを食っていく」4期生の合同コラム企画「コラム街」の1つとして書かれています。他のみんなのリンクはこちら。↓

https://note.mu/bookandmusic/n/n918043f2d2f2

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