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ダブル個展 from ロンドン

現在〈栞日〉では、本店1F企画展示台ならびに同2F企画展示室にて、ロンドンを拠点に活動するふたりのアーティスト、ジョード・パンカーストニコラス・バローズの新作展を開催しています。

1F展示台では、ジョードの一輪挿しの展示「Notes from an Urban Ambler」を。2F展示室では、ニコラスのコラージュ作品の展示「GOLD TEETH」を。いわゆる「二人展」ではなく、ふたりの個展を同時開催する構成です。

この企画展のキュレーションを担ってくださったのは、〈gris〉岩佐葉子さん。そして、その岩佐さんを僕に紹介してくださったのが、この春〈松本PARCO〉と実施した「アソビゴコロタリテル?」キャンペーンで、メインビジュアルを撮影してくださった写真家、MASA HAMANOIさんでした。表現者たちによって紡がれた良縁の連鎖が、この状況下、海を越え、遠くロンドンのクリエーションを、ここ松本に届けてくれました。貴重な鑑賞の機会を設けられたことに、深く感謝しています。

そして、この展示は、来月のMASAさんの写真展へと紡がれていきます。こちらも、どうぞ、ご期待ください。

Jode Pankhurst『Notes from an Urban Ambler』= 1F
Nicolas Burrows『GOLD TEETH』= 2F
▼ 会期|2021.10.9[土]- 11.5[金]
▼ 会場|栞日 1F 企画展示台 + 2F 企画展示室
Jode Pankhurst
イーストロンドンの陶芸作家。静かで洗練された中に、思わず手に取ってみたくなる素朴さと親やすさを併せ持つ、一点一点表情が違う陶器を制作しています。展示タイトル”Ambler”は”to amble” = ゆっくり歩くこと、から来ています。ロンドンの街を歩きながら拾った小枝や、道端に咲く小さな花。そこから得たインスピレーションで作った一輪挿しは、気づかずに通り過ぎてしまうこともある植物たちの小さな世界と、この広い世界との境界線にある聖域のようなもの。”Urban Ambler”は彼女自身の生き方を表しています。
Nicolas Burrows
アウトサイダーアートやモダンストデザインからの影響を受けた、ダイナミックで遊び心ある作風が特徴。アニメーション、エディトリアルデザイン、テキスタイルやパッケージデザイン、レコードカバー、CMのキャラクターデザインなどを手掛け、〈The New York Times〉〈Domino Records〉〈Airbnb〉〈TOAST〉〈London Borough of Jam〉〈Cherrios〉などをクライアントに持つ。「像が運営するホテル」をテーマにした絵本『The Elephant Hotel』は2016年、イーストロンドンのアートフェスティバルで「ELCAF Award」を受賞。2007年から Jay Cover、William Luz と共に〈Nous Vous〉のデザインチームとしても活動を行う。〈Camberwell College of Arts〉でイラストレーションの准教授を務めるほか、〈Fell〉名義で音楽活動も行っている。

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