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【応援読書.vol-19.めだか、太平洋を往け】

シュウです!

最近お気に入りの重松清さんの作品。
たまたま手に取った本でしたが、先日伺った東北を舞台としたシーンもあり、なかなか心に響く作品でした。

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書籍の紹介
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タイトル:めだか、太平洋を往け

著者:重松清

あらすじ:小学校教師を引退した夜、息子夫婦を事故で失ったアンミツ先生。遺された血縁のない孫・翔也との生活に戸惑うなか、かつての教え子たちへこんな手紙を送る。〈先生はみんなに「太平洋を泳ぐめだかになりなさい」と言いました。でも、ほんとうに正しかったのでしょうか〉。返事をくれた二人を翔也と共に訪ねると――。じんわり胸が温まる感動長篇。

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刺さったフレーズ
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誰かと誰かを比べると、好き嫌いや勝ち負けができるでしょ? 

世界中に何十億人っていう人間がいて、その九十九・九九九九九九九パーセントのひととは一生出会えないわけでしょ? だから『出会う』ってのは『奇跡』と同じ意味だと思ったんだ。

大きな挫折のあとの、ささやかでうれしい始まりは、ここにもあった。

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まとめ
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定年退職した教師が自らが教えた生徒たちに送った「めだかの話」を通じて人生についての考え方を教えてくれます。

個性より「みんな同じ」を重んじる学校教育、外国人労働者の集まる地域での「ガイジン」と呼ばれる人たちの違和感、東北の震災地域に存在する地元民とよそ者、親と子、夫婦関係、病気、様々な年代や背景の人たちが背負う人生を通じて、自分らしい生き方を見つめ直すキッカケとなる一冊となりました。

#応援読書
#めだか太平洋を往け

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