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【応援読書.vol-17. 目の見えない白鳥さんとアートを見にいく】

シュウです!

「挑戦」と「応援」が循環するコミュニティを作るためにnote を書いています!

久しぶりに応援読書の投稿です。
この作品は「2022年 Yahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞」受賞作品でたまたま目に入ったので読んでみました。

少し厚めの本ですが、アート作品の写真なども入っていて、美術館などにあまり詳しくない僕でも楽しく読めました。

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書籍の紹介
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タイトル:目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

著者:川内 有緒

あらすじ:全盲の白鳥建二さんは、年に何十回も美術館に通う。「白鳥さんと作品を見るとほんとに楽しいよ!」という友人マイティの一言で、アートを巡る旅が始まった。絵画や仏像、現代美術を前にして会話をしていると、新しい世界の扉がどんどん開き、それまで見えていなかったことが見えてきた。アートの意味、生きること、障害を持つこと、一緒に笑うこと。白鳥さんとアートを旅して、見えてきたことの物語。
Amazonより

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この本に応援される人
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・アートに日頃興味の無かった人

・何か人に分かってもらえない事のある人

・同調圧力が苦手な方

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本を読んで出来る3つのアクション
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・美術館に誰かと行く

・目の見えない人に説明するつもりで絵を見てみる

・カテゴリーで分けられた人の集団を分解してみる

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刺さったフレーズ
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・あのね、当たり前だけどさぁ、全盲の人でも感覚が鋭い人もいるし、そうじゃない人もいるんだよ。運動神経が良い人もいれば、音楽の才能がある人もいる。それで言うと、自分は普通

・目の見えない世界? あくまで自分の想像は見えたことのある経験をもとに考える。初めから見えない人には見えない感覚がない。

・私たちは、自分に絡み付いてくる常識や、女性、盲人、高校生、社会人など、押し付けられる、ステレオタイプや「べき論」から、自由になりたかった。

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まとめ
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ライターである著者の川内さんが、全盲で美術鑑賞者の白鳥さんと美術館を巡るノンフィクション作品。前半は目の見えない白鳥さんに説明するために、細かいところまで目を凝らすことで、目の見える自分にも新たな発見がある著者や周りの人の様子が描かれていて、実際の作品の写真もあって読みながらアートを楽しむことができました。

後半は白鳥さんと見るアートを通じて障害やマイノリティなど多様性に関する社会問題を考えさせられる内容となっています。

障害の有無にかかわらず、人はそれぞれ何かしら背負っていると思いますが、この本を読んだら、きっと少しそれが軽くなる。そんな感じの一冊でした。



#応援読書
#目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

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